労働契約法等に関する講習会
今日はお昼から(社)東京建設業協会主催のセミナー、「労働建築法等に関する講習会」に行ってきました。場所は東京信濃町の明治記念館一階 末広の間です。講習会は二部構成になっており、第1部は「(独)雇用・能力開発機構の建設業関連助成金制度について」(講師:安藤佳延)、第2部は「労働契約法について」(講師:深澤健)となっていました。
労働契約法は、昨年12月に制定され、今年の3月1日から施行された新しい法律です。本法成立の背景には、就業形態の多様化に伴う個別労働紛争の増加があり、紛争予防と解決の為の労働契約に関する民事的ルールをまとめたものがこの法律です。そのため、制定されたのは最近ですが、法律の内容は過去の労働争議をめぐる裁判で蓄積された判例に基づく判例法理を明文化したものです。ですから、法律の中身は突飛なものではありません。過去の事例を参考に、「こういう内容をきちんと就労規則に反映させないと、あとで問題になるぞ!」という警告の書ともなっています。
さて、講義の内容は労働契約法全19条のうち、第5章(雑則:18,19条)を除く第1条から17条までの逐条解説の形式で行われました。条文を一つ一つ読み、それぞれの要点を簡潔に解説し、制定の背景事情や条文の基になった過去の判例に言及し、労働基準法と比較するなど、非常に面白い内容でした。正味1時間20分ぐらいの講義でしたが、あっという間におわってしまいました。また、添付された資料もよくできた内容です。これだけついてしかも無料講演!じつにおいしい講習会でした

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