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飛翔体狂想曲

 北朝鮮のロケット打ち上げに関して、日本中大騒ぎである。だが、いまさら何を慌てているのだろうか?

 能力未知数の北朝鮮のロケットより、現実の脅威となるロシア(かってのソヴィエト連邦)や中共の核ミサイルが、40年も前から実戦配備されていると言うのに。

 弾道弾迎撃のため、イージスシステム搭載ミサイル護衛艦やパトリオットミサイル部隊が展開中だが、弾道弾を迎撃することは、例えるなら飛来するライフル弾をピストルで撃ち落とすのと同じくらい難しいことである。100パーセント確実な迎撃は期待できない。国民に危険を知らせるための「全国瞬時警報システム」(J-ALERT)はまだ全自治体に普及しておらず、仮にリアルタイムで適切な警報が出されたとしても、駆け込むべき核シェルターはどこにもない。民間防衛のためのインフラ整備はお寒い限りである。

 本来なら今から30~40年前、冷戦酣の時代に民間防衛に必要な情報伝達システムや公共核シェルターの構築を行うべきだったのに、全く等閑視されたまま今日に至ってしまった。その、30~40年前、「公共核シェルターを作るべきではないか?」と口にしただけで、「軍事的挑発になる」だの「軍国主義の復活」だの「右翼!」だなどと、罵詈雑言を浴びせて論議を封殺しようとする異常な言論空間が存在した。言論封殺を目論む者たちは、同時に北朝鮮による日本人拉致問題を否定したり、「アメリカの核は悪だが、共産勢力の核は正義だ」などと主張する勢力とほぼ重なる。当人たちがどういう考えで行動していたか不明だが、結果的に彼等の行動は「利敵行為」であり、「外患」を誘致するものであった。それにたいし、政府は選挙で落ちるのが怖いのか、単にやる気が無いのか知らないが、事なかれ主義に陥ってしまい、きちんとした国防論議も無いまま今日を迎えてしまった。この巨大な不作為をなんとしよう?!

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