『核と刀』 高田純著 明成社刊
相次ぐ余震と予断を許さぬ福島原発事故のせいで、テレビのニュースを見ないわけにはいかない状態が続いている。しかし、テレビにかじりつくことで大停電の可能性を高めるのもどうかと思い、思い切ってテレビを消し読書に切り替えた。本のタイトルは『核と刀』。前々から図書館にリクエストしていた本が、漸く手に入ったのである。実に興味深い内容だ。例えば有名なビキニ環礁の核実験(昭和29年)で被爆した第五福竜丸の件、乗組員の一人である久保山さんがお亡くなりになりましたが、その死因が全血輸血に起因する急性肝炎が原因だったとは、本書を読むまで全く知りませんでした。無知は恐ろしい事です。もっと早くこの本を読めば良かったと思います。
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