新・防衛大臣に絶対読んでもらいたい!-書評:『日本に自衛隊がいてよかった・自衛隊の東日本大震災』(桜林美佐著・産経新聞出版)
第一部は、「夕刊フジ」紙上にて本年3月24日から連載された「誰かのために 東日本大震災と自衛隊」を再構成したもの。涙なくしては読めない壮絶な記録がここにある。実際、通勤電車の中で読んでいて涙をこらえられなくなり困った。
第二部は「災害派遣の舞台裏」と題し、災害現場で見せた自衛隊の精鋭ぶりの影に見え隠れする国防上の問題について論じている。本書を読むことで、自衛隊と言う大切な国民の共有財産を今後如何に扱うべきか、一人でも多くの国民が真剣に考えるきっかけになれば幸いである。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ついに、あのゴルゴまで…?!(2020.05.09)
- メガ図書館カレー(2019.04.19)
- 『黄砂の籠城』(上下巻。松岡圭祐:著、講談社刊)を読んで。(2017.11.16)
- 訃報 作家佐藤大輔先生死去。(2017.03.27)
- 田中角栄を殺した男、三木武夫。(2017.03.18)
最近のコメント