« 「日比谷でオスプレイ反対集会」基地の地主は何人参加したのかな? | トップページ | 今日のカレーは?ビーフ! »

「ソマリア沖商船三井運行支配未遂事件」海賊2名に12年求刑

 平成23年に発生したソマリア沖タンカー襲撃事件の実行犯とされる自称ソマリア人の海賊2名に対し、28日東京地裁において検察は懲役12年を求刑した(弁護側は、執行猶予を求めた)。罪状は「海賊対処法」の運行支配未遂。裁判員裁判で海賊事件を扱うのは初めてだと言う。
 事件の概要は、平成23年3月5日17:00ごろ(現地時間)、オマーン東方沖400浬を航行中だった商船三井のタンカー、グアナバラ号(Guanabara 総トン数57,462トン、船籍バハマ)が海賊船の襲撃を受け海賊4名が同船に乗り移ってきた。急報を聞いて駆け付けたアメリカ海軍のアーレイバーク級駆逐艦バルクリー(USS Bulkeley DDG-84 排水量9,200トン)と、トルコ海軍のG級フリーゲート艦ギレスン(Giresun F491 旧アメリカ海軍O.Hペリー級アントリムを改装、排水量4,166トン)によって翌6日12:20ごろ海賊を制圧、海賊4名を逮捕した。当初、日本政府は船籍国のバハマでの裁判を希望したようだが、当時バハマには海賊を取り締まる適当な法律が無く、アメリカ側の意向で日本での裁判となった次第。
 しかし、裁判員も大変だったろうな。海賊行為なんてどう量刑すればいいのか分からないし、被告はソマリ語をしゃべるので通訳を見つけるのも一苦労だったらしい。
 ところで、件のソマリア海賊だが、去年1年間は2007年のレベルまで活動が低下したそうである。
※ニュースソースはこちら、ストラテジーページ2013.1.24の記事「Piracy Fades」
 →http://www.strategypage.com/htmw/htseamo/articles/20130124.aspx 
 同記事によれば、2011年(平23年)にはソマリア沖で237隻の大型船が襲撃され、うち28隻が襲撃成功であったのに対し、2012年(平24年)は襲撃例は75隻と激減(成功例14隻)したという。(ちなみに去年1年間の世界全体での海賊襲撃事件は297件)。ソマリア海賊たちは海賊家業から密輸業者にジョブチェンジしたらしい。
 一方、アフリカ西海岸での海賊事件が増加しており58隻、とくにギニア沖が危険な模様である。

|

« 「日比谷でオスプレイ反対集会」基地の地主は何人参加したのかな? | トップページ | 今日のカレーは?ビーフ! »

経済・政治・国際」カテゴリの記事