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海洋権益を守るダイアモンド

 安倍総理が国際NPO団体プロジェクトシンジケートに寄稿した論文(英文)が、話題を呼んでいる。

全文はこちらを参照
http://www.project-syndicate.org/commentary/a-strategic-alliance-for-japan-and-india-by-shinzo-abe

 安倍総理は論文中で、南シナ海が「北京の湖」(Lake Beijing)となりつつあることの言及している。更に、尖閣諸島への公船(例の海監とか魚政とかいう船)の接近などに懸念を示し、シナによる南シナ海及び東シナ海での行動が、日本をはじめとする各国の海洋権益を脅かしていることを指摘している。
 その上で、安倍総理は日本を「円熟した海洋民主国家」(Japan is a mature maritime democracy)と位置づけ、採るべき基本戦略として豪州、インド、日本、ハワイを結ぶ、インド洋から西大西洋に跨る海洋権益保護のダイアモンドを形成するべきとしている(I envisage a strategy whereby Australia,India,Japan,and the US state of Hawaii from a diamond to safeguard the maritime commons stretching from the Indian Ocean region to the western Pacific)。更に、英国(マレー、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドと防衛関係あり)及びフランス(タヒチに小規模な太平洋艦隊を維持)との協同も模索している。勿論、一番重要なのは日米同盟であることは、言を待たない。
 日本を海洋国家と明確に位置づけ、他の海洋国家と協同しようとする態度は、「東アジア共同体」などより遥かに現実的な戦略であろうと思う。是非、実現させてもらいたい。

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