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世界最大の帆船、長崎に入港。

 11日、世界最大の帆船であるロシアのセドフ号(Sedov)が、世界一周航海の途中、長崎港に入港した。全長108.7メートル(LOA 117.5m)、3500総登録トン数(GTR Gross registered tonnage)、ブーム長14.6メートル、4本マストのバーク。マストの高さは54メートルに達する大型帆船。帆走のほかディーゼルも搭載、最大速力18ノット。最大搭載人員は240名。入港前、6日に対馬沖を通過した際には、日本海海戦(対馬沖海戦)の犠牲者を悼み、慰霊祭を行ったと言う。2日間の寄港中、乗組員は市内を見学するほか、原爆慰霊碑に献花の予定。13日に出港予定、次の寄港地は香港。
 本船はもともと、1921年にドイツのキールで建造された。完成時の名前はMagdalene VinnenⅡ。その後、数奇な運命でソ連に渡り今日に至る。船歴92年の老嬢だ。世界一周並びに日本への寄港は、長い船歴を誇る本船にとっても初めてのことだそうな。
 長崎港とロシアの関係は結構深い。明治時代の一時期、ロシア太平洋艦隊は冬期の越冬地として長崎港を利用していたと言う。当時、ウラジオストックは冬季結氷してしまうため。冬暖かく(ロシア人にとっては)、異国情緒あふれる長崎港はロシア人お気に入りの港で、「世界一美しい港」と言っていたとも言う。しかし、日清戦争後の三国干渉で、すっかり日本人に嫌われてしまったことと、旅順港(不凍港)を手に入れたことで、越冬地としての寄港は無くなったそうな。それから幾星霜、現在ではロシア帆船の長崎寄港は、ほぼ毎年行われる年中行事となっている。
(参考までに、帆船日本丸Ⅱは全長110.09メートル、総トン数2570トン、搭載人員190名、4本マストのバーク)

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