« 夏かよっ?! | トップページ | 世界詩歌記念日 »

守秘義務と公益通報 東山梨消防本部

 守秘義務を重視しすぎれば、公益通報制度は画餅と化す
 報道によれば、山梨県の東山梨消防本部で、職員112人に私物の携帯電話の通話履歴を開示するよう「要請」していた事実が、18日明らかになった。(外部にばれたので、この要請は撤回したらしい)
 事の発端は今年1月、同本部の男性職員が果樹園でバイトしていたことが発覚、地方公務員の兼業を禁じる服務規程違反(地方公務員法38条:営利企業等の従事制限)にあたるとして、戒告処分を受けた。同件は非公表(←何故、公表しない?)とされたが、どこからかマスコミに漏れたらしく、2月ごろ報道されてしまった。そこで、同本部は内部に通報者がいると考え、「犯人」捜しに動いた次第。確かに守秘義務(同法34条)違反に当たるふしはある。同本部の消防長は職員に対し、内部通報者に「転職」を勧める趣旨の訓示を行い、回覧された履歴開示の要請書には、「身の潔白を証明する機会」であるとの文言が記載されていたそうな。
 残念ながら、東山梨消防本部の偉いさん達は、「通信の秘密」も「公益通報者保護法」の趣旨も、御存じ無いらしい。嘆かわしい事だ。果樹園でバイト云々と言う事実を報道することが公益に値するかにやや疑義はあるが、内部告発者を探す暇があったら、不祥事を出さないよう綱紀粛正を図る方が先だろう。

|

« 夏かよっ?! | トップページ | 世界詩歌記念日 »

ニュース」カテゴリの記事