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今日は何の日?「ひめゆりの塔事件」(昭和50年7/17)と礼拝所不敬罪(刑法188条1項)

 1年365(366)日、毎日が何かの記念日である。目出度い記念日もあれば、不幸な記念日もある。今から38年前の今日、沖縄県糸満市で発生したのが「ひめゆりの塔事件」。沖縄解放同盟準備会(←解放が聞いて呆れる!)の構成員2名と共産主義者同盟戦旗派構成員2名、計4名の新左翼系ゲリラによる、皇太子明仁殿下及び美智子妃殿下(当時。現、天皇皇后両陛下)に対するゲリラ事件である。
 事件の概要は、折から『沖縄国際海洋博覧会』(会期:昭50・7・20~昭51・1.18)開催に合わせて沖縄を訪問された皇太子殿下御夫妻(当時)が、ひめゆりの塔に献花の為訪れると知った左翼のろくでなしどもが襲撃を計画。攻撃は二段階用意され、第一の襲撃は白銀病院において(投石等)、第二の攻撃はひめゆりの塔で行われた(火炎瓶攻撃)。幸い、両殿下は無事で犯人は現行犯逮捕されたが、そのうちひめゆりの塔での襲撃犯が問われたのが「礼拝所不敬罪」という珍しい罪名。

刑法第二十四章 礼拝所及び墳墓に関する罪

第188条(礼拝所不敬及び説教等妨害)
①神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
②説教、礼拝又は葬式を妨害した者は、一年以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処す。

 検察は「殺人未遂」での立件を考えていたのだが、不逞の輩どもは「皇太子暗殺」までは計画してなかったとのことで、火炎瓶処罰法違反と上記礼拝所不敬罪での起訴となったそうである(火炎瓶投げつけておいて「殺意無し」とはね)。裁判の結果、病院襲撃犯は懲役1年6月、ひめゆり襲撃犯は懲役2年6月。

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