次期海上保安庁長官は現場からの昇格。
ニュースによると、政府は次期(第43代)海上保安庁長官に、佐藤雄二・海上保安監(59)を内部昇格させることを決定したと言う。本年8月1日に発令される。現場から生え抜きの昇格は、海上保安庁開設以来初めてのこと。従来は国交省(旧運輸省)キャリア組の指定席だった。尖閣周辺海域へ侵入を繰り返すシナ公船を睨んで、現場の状況が良く分かってる人物を長官とすることで、対応力と現場の士気を向上させる狙いがある。安倍総理の肝いりとも。
歴代の海上保安庁長官は、退任後衆議院議員から労働大臣にまで上り詰めた初代長官・大久保武雄氏や、運輸省事務次官に昇格した11代・佐藤光夫氏を除くと、ほとんどが退任後に省を依願退職し、関連企業や公団、協会等に天下っている(1人、参議院から県知事になったものあり)。これでは、キャリア組にとって、海保長官職は官僚としての「上がり」である。トップがこれでは士気が上がりにくいし、官界における海保の地位も向上しがたい。今回の人事をきっかけに、このあたりの困った慣習を打破して、海保の強化を図ってもらいたいと思う。
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