« 今日は何の日?『ワシントン大行進』の日(The Great March on Washington 1963.8.28) | トップページ | 宮さん、長編映画止めるってよ »

何もかも、みな懐かしい…そして、新しかった!『宇宙戦艦ヤマト2199』

 オリジナルが充分魅力的な作品であったからこそ、リメイクに耐えたというべきなのだろう。
 ヤマトの魅力の第一は、やはりヤマトのデザインだと思う。原型になった帝国海軍戦艦大和は、単なる機能美を超えた日本人の美意識に訴える端正な艦影であった。その大和をデザインの魅力を残しつつ、見事に宇宙船化してみせたのが、オリジナルの『宇宙戦艦ヤマト』であった。今回リメイクにあたって更にデザインをリファインするとともに、細かい鑑内構造の設定を行うことで、よりリアルでかつかっこいいヤマトに仕上がった。見ていてほれぼれする。
 もう一つ魅力的なのはキャラクター。ヤマト側もガミラス側も大幅増員で、群像劇としての面白さが加わったことと、各キャラクターの人物像や背景についても掘り下げて語られており、各キャラ単体の魅力も増している。ヤマトの女性乗組員が多いのは(全クルーの3割以上とか)、8年に及ぶ負け戦の連続で男性隊員の多くが戦死してしまったことと、もともと「イズモ計画」(人類存続のための他星系移住計画)の要員を転用したためである。女性がいないと、種の保存は出来ないので。
 ストーリーも良く練られていて、オリジナル版であれこれ突っ込まれた部分を、上手く処理している。特にシュルツの肌の色、あれを惑星ザルツ出身(ガミラスの被占領惑星)の二等ガミラス臣民と設定し直し、更に娘がいるという設定までつける事で、単なるやられ役ではない人物に仕上げたのは流石である。そればかりか、ガミラスを多民族恒星間帝国としたことで、物語の幅を広げる事ができた。
 主要スタッフの多くは、いずれも実力派ぞろい。出渕総監督以下、オリジナル版を観てアニメの道に入った「沖田の子供たち」である。作品の隅々から、彼らのヤマト愛が伝わってくる。それもいい。
 一番好きなエピソードは、第1話冒頭の冥王星沖海戦。泣かせる要素てんこ盛り!オリジナル色の強い9話も良かった。驚いたのは11話冒頭、ドメル将軍が小マゼラン外縁部で侵入してきた蛮族を迎撃する、その蛮族がガトランティスだったこと。『宇宙戦艦ヤマト2201(仮称)』への布石か?
 ともあれ、2199はよかった!懐かしい、そして新しいヤマトに会えて「光栄の至り」である

|

« 今日は何の日?『ワシントン大行進』の日(The Great March on Washington 1963.8.28) | トップページ | 宮さん、長編映画止めるってよ »

映画・テレビ」カテゴリの記事