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「空腹に対して集中していない、無になるんだ」孤独のグルメ第8話(台東区鶯谷)

 JR鶯谷駅(南口)に降り立つ五郎さん。瓦葺の三角屋根、風流な駅名である。
 駅前を左に廻り、跨線橋を渡って階段に出る。目の前には朝顔通りの看板、これまた小粋な名前である(鶯谷から入谷にかけて、朝顔市が有名)。道の行く手に行燈作りの朝顔の鉢。ふと、少年時代の夏休みを思い浮かべつつ、持ち歩いてるペットボトルの水をかけてやる。「お互い、水分はたっぷりとろうな」。
 柳の並木路(小野照崎神社横)をそぞろ歩く。涼しげで、絵になる街だ(でも、暑い!)。すると、なにやらそそる店、喫茶店デン発見。ちょっと涼むことにする。コーヒーフロートを注文、待ってる間に他の席の客が注文したグラパンが目に入る。食パン1斤をくりぬき、中にグラタンソースを入れて丸ごと焼いた豪快な逸品!(くりぬいたパンの中身は、トーストして脇に添えてある)。思わず五郎も「なにあれ?」。そこに五郎オーダーのコーヒーフロートが出てくる。これが、アイスコーヒーの上にソフトクリームが山盛りになったうえ、ご丁寧にコーンが三角帽子のように載っている!(この店は、ソフトクリームが名物)邪魔に思えたコーンだが、スプーンでソフトクリームを掬ってコーンに載せながら食べると良い感じである。食べ進むうちにソフトの間からコーヒーが顔を出す。ストーローですする姿がなにやら滑稽。でも、美味しいからいいのだ。
 喫茶店を出て、目的地の東京キネマ倶楽部にやって来た五郎(余談だが、この店実は駅のすぐ近く、跨線橋を渡って階段を下り、すぐ右手の隧道をくぐった先が服飾デザイン専門校で、その隣が東京キネマ倶楽部である。さっきまでお茶してた喫茶デンは、うぐいす通りの方角で、駅からやや遠い。五郎さん、駅降りてからかなり遠くまでさ迷い歩いていたことになる)。店内で支配人らしき人物・長沼(大杉漣)に会う。長沼氏によれば、ここは元グランドキャバレーだという。相談と言うのは、そのグランドキャバレー復活イベントの為に、調度品を一式、フランス製高級家具でコーディネートしたいというもの。久々の大仕事にここは「腹を括って!」と思ったら、とたんに腹が減った!たまらず飯屋を探すことに(いつものパターン)。
 東京キネマ倶楽部を後にした五郎さん、見つけた店は炭火焼・鳥椿(朝10:00開店)。入ってみるとカウンター席、予想通りと言うべきか、昼から呑んでる客多し!カウンター奥のブラザーズが「メガまだ?!」と催促してる。「最近はどこでもやたらとメガメガって」と愚痴ってると、超巨大ジョッキが2つ登場!思わず「めっが~!!」と心の中で叫ぶ五郎。どうも、飲兵衛達に出鼻を挫かれた感じである。メニューに目を移すと、何故かホットケーキ(350円)がある。しかも、おしんこ冷やしトマト(いずれも300円)の間に?!嗚呼、並び変えたい!
 ウーロン茶を飲んで気持ちを落ち着かせ、メニューをみる。「見える、見える、店の全貌が見えてきたぞ」。目に入った油淋肝(おつまみレバー)を中心に、ハムカツおろしポン酢、ご飯に味噌汁を注文する。ついで、気になるアボガド鶏メンチも追加注文する。出てきた品物見ると、おろしポン酢のポン酢がかかってないように見える。不審に思って尋ねると、白いポン酢だそうである。気を取り直し、まずは油淋肝を食して見る。レバー特有のみっちりした食感がたまらない。飯にも合う!飯との相性、レバニラに負けない!「油淋合う!アウストラロピテクス」と、いつもながらの妙な論評。続いてハムカツを食して見る。このカツ、とにかく分厚い!思わずメジャーで測ると、2・5センチもあった!これにソースをどぼどぼかけて食べる。そこにアボカドメンチも登場、種を取ったアボガド1個に鶏挽肉をつめ衣をつけて揚げたもの。これもあつあつで旨い、アボガドが暴れてる!。この揚げ物祭り状態でおろしポン酢が意味を持ってくる。揚げ物とさっぱり白ぽんのコンビネーションパンチ、いいぞ!
 一通り食べた五郎さん、とどめのパンチに鶏鍋飯を注文する。出てきた丼を一口食べる。なるほど、鶏すき焼きのぶっかけ飯だ。ならばとすかさず生卵注文、素早く箸で溶き、飯にかける。思った通りの大活躍だ!「鶯谷の昼呑み屋でこんな昼飯食ってる俺、かっこいい」。五郎語録が出たとこで完食!若い店員の丁寧な見送りを受けつつ店を後にする。「気持ちのいい若者だな、アクの強い酔客相手に若者が頑張ってる店か。いいじゃないか!あの若者こそ、鶯谷のウグイスなのかもしれない。酔っ払いの谷間で、健闘祈る」。そんなエールを心に呟きつつ、駅に向かう五郎であった。
(この街で、過去5年間行政書士事務所を開いていた。見知った街や店がドラマの舞台になるのは、感慨深いものがある。それにしても、劇中で五郎が辿ったルート、現地を知るものとしては奇妙なものだった。いくらなんでも、遠回りしすぎだ
 

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