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「路面電車、いいですよ、沖田館長(←艦長ではない)」 孤独のグルメ第10話(荒川区西尾久)

 都電荒川線沿線の某所を歩く五郎さん。「路面電車、市電、チンチン電車。俺的に東京無くならないで欲しい物件、ベスト5の一つ」。立ち寄った先は何故か、あらかわ遊園。おじさんがスーツ姿で平日一人で訪れるには、いささか不似合な場所だ。メリーゴーランドを眺める五郎さん、下町メルヘンな風景。観覧車に動物コーナー、モルモットに羊にヤギにアライグマ、こじんまりとして渋い風情である。暫し童心に帰った五郎さん、そろそろ時間だと歩きだします。
 やって来たのは、下町都電ミニ資料館。中に入ると都電の模型がお出迎え。てっちゃんでなくとも心躍る光景だ!そこで依頼人の沖田館長(田山涼成)と会う。2011年オープンのミニ資料館だが、来年3周年を記念して『世界の路面電車の祭典』を企画中との事。館長曰く、「路面電車は世界50カ国、400都市にもある」と。で、ヨーロッパ方面に顔が利く五郎さんに、ヨーロッパの路面電車関連グッズを集めて欲しいそうなのだが、話し出すと止まらない!五郎の手を握って離さず、ブンブン振り回して熱弁をふるう館長をようやくいなして退室する。出口に設置された笑う少女の像にちょっと苦笑い。
 あらかわ遊園を後にした五郎さん、ふと目にとまったたこ焼き屋ふく扇に立ち寄り、名物たこせん(100円)を買い食いする。このたこせん、えびせんの中にたこ焼き2ケとマヨネーズ、ソース、おかかが入ったもの。一口食べると、予想通りの味。でも、それがうれしい!
 さて、一息ついたところで三ノ輪へ向かう事にする五郎さん、都電に乗車します。車内はやや混雑気味。暮らしに溶け込んだ電車である。宮ノ前駅で荷物が動かせなくて困ってるご婦人を見かけ荷物をおろしてあげる五郎さん。そのまま途中まで運んであげる事に。女子医大通りを進むと甘味ティールームあんみつ姫。気になりつつも、更に進むと若い女性が「おばあちゃん」とご婦人に声をかけてきた。どうやらお孫さんらしい。荷物を渡し、感謝の声を聞きながらUターン。しかし、腹が減った!(背後に西尾久二丁目2の住居表示)。食事ができる店を探すため、西尾久一丁目方面へ移動する。すると、四つ角で寿司屋、ピザ屋、中華、とんかつ屋発見!この四択の正解は・・・とんかつだ!とんかつ屋どん平に入る。
 店内では隣のテーブルの客が鍋を注文したらしく、コンロの上で鍋が煮立ってる様子。「この暑いのに鍋食べるんだ」と驚く五郎。壁にかかったメニューを見て とんかつ麦とろセット定食(1470円)を注文しようとする。ところがいざ注文の段になって、隣の客が「鍋が沸騰しました」と店員に声をかけてきた。するとチャッカマンを持った店員がやってきて「電気消して」と合図。暗くなった店内で鍋に着火、すると炎が燃え上がった!興味を持った五郎さん、店員に尋ねると、炎の酒鍋というしゃぶしゃぶと寄せ鍋のコース料理だという。下戸の五郎さんは酒が入ってることを心配するが、アルコールは火をつける事で飛んでしまうから、子供でも食べられるという。通常は予約制だが、今日は注文できますと言われ、注文することに。早速コンロに鍋をのせ、沸騰するのを待つ。待つこと暫し、沸騰したところでファイアー!赤い炎が燃え上がる。「炎って本能に訴えかけるな・・・燃えようじゃないか!」。五郎の食欲にも火がついた!
 まず、豚のしゃぶしゃぶをいただく。タレは柚コショウだれとごまだれの2種。牛ではなく豚だが旨い。一枚ずつ、肉をしゃぶしゃぶする。「このしゃぶしゃぶしてる時間って、楽しいような、間が抜けてる様な…俺、今アライグマだ」(←まだメルヘン気分を引き摺ってる様子)。どんどんしゃぶしゃぶ、どんどんしゃぶしゃぶ、「酒は飛んだのに酔ってるよ、この味に」。一人しゃぶしゃぶ、さみしくない。
 しゃぶしゃぶを食べ終えたところで、出汁を注いで寄せ鍋に。つみれをまず鍋に投入、次に海鮮(エビ、たら、ホタテ)、エノキ茸、野菜類を投入する。まずはつみれから食す。旨い!出汁を啜ってみるとそのうまさにびっくり!「うますぎる!うますぎりょうたろう」と変なオヤジギャグが炸裂する。それほどこの出汁は出色の味なのだ。このスープとなら、俺はどこへでも行ける!尚も食べ進む五郎さん、ゆっくり味わいたいが、箸の動きが止まらない。「俺の体の中に炎が燃え立っている。豚、海鮮、野菜にキノコが、紅蓮の炎となって渦巻いている」。最後のスープを飲みほしたところで大事なことに気付く。白飯を忘れてた!店員を呼び、麦とろごはんを注文し、更に気になっていたとんかつも頼んでみる。サイズは小さいサイズと更に小さいサイズがあると言うので、とんかつ麦とろミニミニセット定食を頼む。とんかつはデミグラスソースがかかっているのだが、更にとんかつソースをかけるのがお薦めだという。まずは麦とろから。雑炊とは違うさわやかさ、エンディング(〆)のバリエーションが増えた。ついでとんかつを一口食べてまたまたびっくり!「うわ、とろとろだよ」。それもそのはず、豚の三枚肉を6~7時間ことこと煮て、一晩置いたものを揚げているのである。デミグラスソース&とんかつソースの破壊力もすごい。すっかり堪能した五郎さん、見事完食。「我ながら美しいフィニッシュだ」。
 会計(2,550円)を終え、店を後にする五郎さん。「いや~よく食べた。下戸の俺がまさか酒鍋とは、人生は面白い。明日の俺は、一体何を食べるんだろう」そう心に呟きながら去っていくのであった。
(五郎さん、貴方が次に何を食べるか、日本中が注目してますよ。)

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