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『かぐや姫の物語』注目キャラは女童(めのわらわ)。

 先日、話題の映画『かぐや姫の物語』を観た。すばらしい作品だった!原作は「竹取物語」。日本人なら誰もが知ってるこの昔話を、巨匠・高畑勲監督が丹精込めて作るとここまで優れた作品になるのかと感心させられた。
 人物と背景が同じタッチで作画される独特の映像が美しかった。登場人物一人ひとりのキャラも、よく描かれていて魅力的だった。(CV・地井武雄)と(宮本信子)の、姫にかける愛情といつくしみがひしひし伝わって来た。ことに地井さん演じる翁の、愛するが故の愚かさが泣ける。地井さんに完成作をお見せできなかったのが残念。
 脇役も充実していて、姫の教育役の相模(高畑淳子)の見事な平安顔が秀逸。注目なのが田畑智子さんが演じた女童(めのわらわ)。大福もちに糸のような目と口がついた、人間離れした容貌の持ち主で、コメディーリリーフ役である。が、なかなかどうして最後まで大活躍する(詳細はネタばれになるのでここまで)。
 この作品、先行して封切られた宮崎駿監督の『風立ちぬ』と比べると、どちらが優れているか?いずれ甲乙つけがたい名作なのだが、あえて優劣をつけるなら、『かぐや姫の物語』に軍配を上げよう。

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