何故か報道されない芥川賞作家の交通事故。
今日、草加の市立図書館で読んだ『選択』という情報誌の2014年1月号の98頁に目取真俊(めどるま しゅん、本名:島袋正)という作家が起こした交通事故に関する記事が掲載されていた。
目取真氏は『水滴』と言う作品で1997年に第117回芥川賞を受賞されたそうなのだが、記事によれば昨年11月27日に沖縄県・東村(ひがしそん プロゴルファー宮里兄妹の出身地)の高江で交通事故を起こし、同年12月12日に業務上過失傷害で書類送検されたという。事故の状況について記事では米軍演習場に入ろうとした工事車両を車で妨害し、あきらめた工事業者が車で引き上げようとするとわざわざ車で追いかけ、車から降りてきた業者と接触し、そのまま走り去ったという(幸い、被害者は軽傷)。その後しばらくして現場に戻って来たそうだが、記事の通りなら「轢き逃げ」と看做されても仕方ない状況である。
事故のあった東村の高江では米軍のヘリパッドの工事が行われており、住民が反対運動を行っていたという(運動の様子が『標的にされた島』というドキュメンタリー映画になっている)。目取真氏も反対運動に加わっていたそうだが、幾ら工事に反対だからって、業者を車で轢いちゃいかんだろう。
目取真氏の行動は、一つ間違えば生死に係る危険なものだったが、より問題なのはこの件が『選択』誌以外ではテレビでも新聞でも報道されていないらしいことである。一応芥川賞作家が起こした事故で、書類送検までされてるのに、マスコミは随分冷淡だ。もう、過去の人扱いなのか?それとも、報道すると何か都合が悪いことでもあるのか?
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