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「男は一度決めた注文を後悔すべからず!進撃あるのみだ!」(『孤独のグルメseason4第七話 台東区鳥越)

 地下鉄新御徒町駅都営大江戸線つくばエクスプレス)から地上に出てきた五郎さん。街路図を眺めながら鳥越(台東区)への道筋を確認する。と、清洲橋通りを行くルートのほかに佐竹商店街を通っても行けることに気づき、さっそく商店街に入っていく。入って間もなく大量の風鈴を店先に飾っている光景に出くわした。篠原まるよし風鈴である。ガラス製の風鈴を一つ手に持ってみる。「ばあちゃんちにあったな」と懐かしんでると、店主河内浩)が「いらっしゃいませ」とやってくる。五郎が手に持った風鈴が金魚柄であることに気づいて「金魚ってのは金を運ぶって人気がありましてね」とセールストーク。五郎は日本物が好きな旧知のアランジェニファーに送ってやろうかと思いつつ、何やらいい笑顔。(次のシーンで紙袋が増えているので、いくつか風鈴を買った模様)
 更に商店街を奥へと進む五郎さん。穏やかな喧噪、生き生きした商店街は、歩いているだけで元気がもらえる。途中、秋葉神社(秋葉原の語源になった)の参道を横切る。ふと、アーケードの上から掛る垂れ幕を見ると、佐竹に明治時代 見世物の大仏があったと書かれている。明治十八年に、高村光雲が高さ十五メートルの見世物大仏を作ったんだとか。感心しつつ先へ行くと、今度は佐竹商店街は日本で2番目に古い商店街です と書かれている。ちなみに一番古いのは、金沢の片町商店街だそうな。老舗の商店は聞くけど、商店街の古さなんて考えたこともなかった。思いがけずトリビア知識を仕入れてしまった五郎さん、商店街を抜けて清洲橋通りを渡り、目的地へ急ぐ。すると、携帯電話に呼び出し有。出てみると今日の依頼人からで、鳥越神社に待ち合わせ場所を変更してくれとの由。神社についた五郎さん、まだ相手は来ていない様子。せっかくなのでお参りしようとお賽銭を投げ一礼しているところで急に後ろから声をかけられた!依頼人の酒井さん(東地宏樹)がやってきたのである。しかし、お参りを途中で止めるわけにもいかない。ちょっと待ってもらい、作法通り二礼二拍一礼してお参りを済ます。ようやく酒井さんと対面した五郎さん、依頼の物を引き渡す。木製のガンケースに入っていたのは、スミス&ウェッソンM29ダーティハリーモデルのモデルガンである。いきなり銃を構えた酒井さん、「ごーあへっど、めいくまいでい」と有名なせりふを吐く。つられた五郎さんも両手をあげて「おーしっと!」・・・なんてね。
 酒井さんと別れた五郎さん(別れ際に先ほど仕入れたトリビア知識を披露して見事沈没!地元の人には周知の事だった)、ゴム飛びする子供たちや打ち水を見て郷愁を感じつつ道を行くと、有名なおかず横丁に出た。グッとくるネーミング!魚米の店先にはさばぎんだらの焼いたものが並んでいる。郡司味噌店の店先には漬物が並んでいる(店内にもあります)。ここで漬物を買う五郎さん、グーな漬物ゲット。食品の うるしばらではかぼちゃの煮物を購入。明日の朝は、漬物とかぼちゃの煮物に白いごはん!想像したとたんに腹が減った!明日の朝飯よりも今食う飯だ!そう思って店を探そうとしたら、すぐ向かいにスパゲッティの看板発見!見ればスパゲッティ以外にもメガえびフライ(800円)、たいのカブト焼(時々あります)と書いてある。喫茶店飯もたまにはいいかと見てみると、ちいさな居酒やの文字。この店、居酒屋 まめぞと言う名前である。下戸にとって居酒屋は鬼門。しかし、喫茶店で食べても居酒屋で食べても、エビフライはエビフライだ。「下戸、ビビるなかれ」。決意も固く店内に入ると、入り口付近で3人客がすでに宴会中。店の主人小日向文世)に「お一人ですか」と尋ねられ、カウンター席を奨められる。壁には猫の写真多数。主人は猫好きらしい。ウーロン茶を注文してのどを潤し、さて注文はどうするか?初志貫徹でえびフライにするか?と、カウンターの横に生ハム(スペイン産ハモンセラーノ)がドンとおいてあるのに気付いた。切り分けて供するイタリアンスタイルらしい。店内のメニューを見渡すと、何やら脈絡もなく色んなものが並んでる。いぶりがっこに日本酒に自家製コーヒー(ブルマン、キリマン、モカ)。でたらめに近いほど、カオスな店。尚も注文を悩んでる間に、買い出しに出ていた店の奥さん西田尚美)が帰ってきた。主人と奥さんの会話を聞き流しつつ手元のお品書きを眺める五郎さん。しかし、干しホタルイカとか、名物かつサンド名物もずく雑炊と名物が二つ並んで全然方向違い。中心が見えてこないで悩む。にぎす干も気になるが…今日は居酒屋系に引っ張られず、生ハムをカンテラにしてイタリアンの道を進んでみよう。ようやく方針が定まったところで、明太クリームパスタ生ハム(ハーフ)とせんちゃんサラダを注文する。と、急に携帯電話が鳴りだした。先程の坂井さんからである。店外に出て会話する五郎さん、今度はベレッタM9を注文するという(ダイ・ハードごっこでもする気か?)。と、会話中に目の前を通った女性二人が「ここのカツサンド、おいしいよね」という会話をしている。その言葉に心奪われる五郎さん、酒井さんの声も耳に届かず。通話を終え、席に戻ると主人がちょうど生ハムを切り分けている。期待が膨らむところに横からせんちゃんサラダが出てきた。山盛りの千切りキャベツにパルメザンチーズがかかっている。そこにシーザーソースをかけていただくのだ。控えめに載ってる、オニオンスライスがいじらしい。一口食べると、パルメザンが生きている!せんちゃん、良い!次に生ハム登場。これはせんちゃんと相性がいいに違いない。そう思ってサラダにハムを載せて食す。ほうらばっちし、思い通りの美味さだ。と、今度は明太クリームパスタがやってきた。フォークではなく、箸でズルズルすすって食べる(イタリアン?)。クリームたっぷり、明太クリーム正解!食事中宇、カウンターに別の一人客がやってきた。そいつがにぎす干を注文したのにひかれて、つい五郎も注文してしまう。出てきたにぎすは、お世辞にもかわいいとは言えない面構え。しかし、味はシシャモに負けてない。素敵なカフェランチに呑兵衛の手先を混入させてしまったが、味はいい。深海魚だけに、深い味わい。しかし、パスタとの連携はギクシャク。俺は、いい指揮官にはなれそうにない…しかし、男は一度決めた注文を後悔すべからず。進撃あるのみだ!(←進撃の五郎さん)。次々料理を平らげにかかる五郎さん、パスタがあってサラダがあって生ハムも深海魚も同居する、この店まさに 一人おかず横丁!下町の商店街の食卓そのもじゃないか。全部完食し、ウーロン茶も飲み干して「ごちそうさま」と言いかけたところで、かつサンドのことを思い出した!で、「かつサンド、お持ち帰りにできますか」と尋ねたところOK。しかし、「(家は)お近くですか?」問い返され「違う」と答えると、「作り立てがおいしいんで…では、6切れあるのですが、一つはここで食べてください。残りは包みますから」という提案。その提案に乗ることにして待つことしばし、出てきたのは結構でかいカツサンドだ。一口食べると実にうまい!なるほどこれは出来たてがいい。店の主人曰く、「ソースが特注」だと。嘗めてみるとなるほどこれはいいソースだ。気が付くといつの間にかほとんど食べてしまった!これでは包んでもらうわけにもいかない。結局全部食べてしまい店を後にする。世の中には、まだまだ驚くべき店が潜んでいる。さて、煮物に漬物か…もう一品ぐらい買ってくか。そのままおかず横丁を歩いて去っていくのであった。

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