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「運河の向こうに、ガンジス川を見た」 (『孤独のグルメseason4』第6話 東京都江東区木場)

 下町、深川木場。地下鉄東西線(東京メトロ)木場駅から地上に出てきた五郎さん。駅から出てすぐのところで、赤い鉄橋風の橋を見かける。由来書きには新田橋とある。大正時代、この橋からどんな下町が見えたのだろう。視線の先には運河、水を見ると落ち着く。そこからさらに沢海橋を渡った先に、目的地の FLOWER SHOP KAWASHIMAがある。店内で依頼人の井沢由香里笛木優子)の相談を受ける。井沢さんは、シングルマザーのイベントで、参加者に配るフラワーギフトを担当していると言い、そのギフトを探しているのだそうだ。シングルマザーの日常(苦労)について一くさり語った後、日常で苦労してるシングルマザーの参加者に、日本では珍しい(外国製の)アクセサリーを贈ってみたいという。五郎も同意で、早速ヨーロッパのアクセサリーに強い業者に問い合わせることにする。と、言ってみたものの、どんなものがいいのかイメージがわかない五郎さん。少し周囲を歩いてみることにする。天候が不安定で、雨が降ったん止んだりする中、運河と橋を眺める五郎。時刻はそろそろ夕食の準備に入るころ。偶然すれ違った母子の手にはスーパーのビニール袋。中身から察するに、今夜はブリ大根か。別の母子はひき肉にキャベツに餃子の皮。餃子かな?なおも運河べりを歩き続ける五郎さん、どの家でももう食卓を囲む時間である。「俺の今夜の食卓はどこだ?!」。猛然の食事のできる店を探し出す五郎さん。この辺だと深川めしだが、ちと安直すぎる。そう思いつつ物色してると 名物 もんじゃグラタンという看板発見。もんじゃグラタン、いかがなもんじゃ?ちょっと考えたが、今回はパスする。駅のある通りを目指して歩いていった先に、タンドール バル カマルプールを発見。一見洋食屋風だが、バルか~。下戸の五郎さんは苦手である。しかし、カレーもやっているらしい。それも、スパイシーチキンキーマとか名物鯖カレーとか、結構本格的っぽい。下戸にはバルはお門違いだが、そんなことお構いなしに、口が、鼻が、胃袋が、カレーにひきつけられている!空腹時のカレーの魔力にあらがえず、店内へ。
 店内ではカウンターで外国人風のコック(ラタンナッティ)が2名、調理中。店主らしき男(山中崇)に「ご予約のお客様ですか?」と尋ねられ、「いえ」と否定する。カウンター席を奨められて着席する。後から予約客が入ってくる。この店、予約して来る店らしい。五郎さんのような飛び込みの客は珍しいようだ。メニューを見つつ思案していると、他の客が次々とクルチヤを注文している。メニュー表によればインドのピザらしい。前菜タンドール料理カレーからチョイスしようと当たりをつけて、まず前菜としてブナオイスター、タンドール料理からタンドーリベジチーズクルチヤ、カレーは迷ったが直勘を頼りにラムミントカレー(パスマティーライス添え)。飲み物はいつものウーロン茶と言いかけて、マンゴーラッシーに変更する。目に飛び込んだラムミントにしちまったが、凶と出るか吉と出るか?ラムミント、たべてミント、わかラム。カウンター内では、生地にたっぷりチーズを入れてつつんだものを、麺棒で伸ばして形を整え、タンドール(窯)で焼いている。見とれていると、マンゴーラッシーが出てきた。甘さ控えめ、夏でもさっぱり飲めるらっし~。カウンター内ではどんどん料理ができていく。いい料理人て、作る様から既に美味そうだ。すぐ目の前で繰り広げられる調理の様子は、砂被りで横綱の土俵入りを見ているようだ。見ていて飽きない。そうこうするうちに、ブナオイスターが出てきた。ブナとは炒めるという意味で、牡蠣のインド風スパイス炒めだという。こんな牡蠣料理、初めてだ。牡蠣がスパイスに負けてない。牡蠣美味し!続いてチーズクルチヤが出てきた。チーズがいい匂い、一口食べて「凄い!」インドピザ、こいつはいい。生地とチーズだけでトッピングもないのにこのうまさ。インドに途方もないピザがあった!次いでタンドーリベジ、玉ねぎがいい色だ。野菜が美味いと、ものすごく体にいいことをしてる気がする。外はすっかり暗くなって、予約の客(女子会らしい)が入ってきたりする。そこに真打カレー登場。ラムミントカレーは、ミントの葉が大量にトッピングされている!(いろどりにプチトマトもトッピング)。ライスとともに頬張れば、「あ、これいい!いいんだすぶんめい」。ミントよりカレーがちゃんと勝っている。ミントを従えたカレーだ。インドは奥が深い。ラム肉がまた合う。ラムミントなんて、どっかのアイスクリームみたいなのに。
 店内の雰囲気といい、かれーのうまさといい、こんなバルなら下戸でも通っちゃうよ。次々料理を平らげる五郎さん。カレーに誘惑されてよかった。カレーはやっぱり魔性の女。ついに完食、ごちそうさまでした!と、外国人コックが「オイシカタデスカ?」と尋ねてきたので、「すごくおいしかったです。ボーダチャ」と答える。店を出て、また降り出した雨の中を歩く。インド深し。俺はまだまだ、お釈迦様の手のひらの上だ。そういいつつふと向うの通りを見ると、昼間会った井沢さんが子供の手を引いて歩いている姿を見かけた。あるいは彼女自身、シングルマザーかもしれない。母は強し。二人を見送る五郎さん。カレー食ったら、なんだか新しい元気が湧いてきたぞ!決意も新たに、雨の街を去っていくのであった。

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