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「美味いものを食って怒る人はいない。腹が立ったら、美味しいものを食べろ」(『孤独のグルメseason4』第十一話 大田区蒲田)

 大田区蒲田、画面を京浜東北線が走っていく。駅前に佇む五郎さん、「蒲田、なかなか来ない町」。駅前を歩く途中、次々ケータイが鳴る。「宮下さん、……明日午後、大井町で」「安藤さん、例の件、……明後日10時、大森で」。昨日は川崎子安、今週は京浜東北線ブームだと思っているとまた電話。「鶴見、久しぶり。電話かかってくる予感したよ」。相手は鶴見さん、いよいよブームは本物か。
 さて、エーコービルというビルにやって来た五郎さん。このビルの2階にある さんたんだ会計事務所(所長:税理士 三反田豊)が本日の目的地。所長の三反田氏と商談である。しかし、受付で事務の女性(曽田茉莉恵)に来意を告げると、生憎所長は所要で遅れるという。仕方なく事務所内で待つことにする。すると、さっきとは別の事務員らしいおばさん(伊佐山ひろ子)がお茶を持ってきた。それはいいのだが、このおばさん、なぜかいろいろ話しかけてくる。うっとうしいが邪険にもできない。商談についても尋ねられたのでつい「御社の那須にある保養所のインテリアを見直したいという要望で」と話してしまった。この事務員、何者?!名札には白鳥美麗とあるが、どの辺が美麗なのかわからん。そのうえ、持参したカタログを見せろという。「なに、この状況?」と不安と不審を感じる五郎さん。と、カタログを見たおばさんが何故かダメ出しを始める。なんでこんなおばさんに説教くらってるのか、当惑する五郎さん。そこへやっと三反田所長(難波圭一、カツ=コバヤシの声の人)が登場、するとおばさんはそそくさと退場。さて、仕切り直しと行きたいところだが、散々ダメ出しされた後なので、再検討したいとする五郎さん。しかし、カタログを見た所長はあっさりこれでOKという。何か、素直に喜べない気分だ。それとなく、さっきのおばさんの事を尋ねると、「先週採用したパートのおばちゃん」だという。事務所を後にする五郎さん、何だかだんだん腹が立ってきた!と、同時に腹が減ってきた!空きっ腹で腹を立てちゃ、体に毒だ。なんか入れていこう。早速、飯が食えるところを探しに行きます。
 蒲田駅周辺を探索する五郎さん、蒲田飯時行進曲。中華に韓国(焼き肉)にイタリアン、蒲田、なんでもありだな。と、ベトナム料理の店発見。 ベトナム料理 THITHI(テイテイ)。ベトナムふるさとの味、何だかそそるじゃないか!ベトナムとふるさとの掛け合わせに期待が膨らむ。ビル地下へ下りる階段に額に入った生春巻きの写真が飾ってある。それを見た五郎さん、何だか闘志が湧いてきた!店内は落ち着いた雰囲気。ホールの女性はベトナム人らしい(グエン・ベト・ハー)。厨房とやり取りする声はちんぷんかんぷん。しかし、懐かしさを感じさせる店だ。店内に流れる時間が、日本と微妙に違う。それがベトナムらしさを醸し出しているのか。そう思いつつ、メニューを拝見。まるでベトナム料理観光!フォーと並ぶベトナム二大料理のひとつ、生春巻き。肉、魚、海老、揚げ春巻き(Cha Gio チャージョー)もある。目移りする五郎さん。ベトナム料理って、こんなに多種多彩だったっけ?麺類にご飯ものもある。悩ますな~。
 店内には、ベトナム人らしいお客さんが来店してくる。喧噪のなか、漸くオーダーが決まった五郎さん、海老の生春巻き揚げ春巻き鶏おこわ肉入りお餅を注文する。「お飲み物は?」と訊かれて「タマリンドジュース」と反射的に答えたが、注文を終えてから「タマリンドって何だ?」と疑問に思う。なんか知らんものを注文してしまった。
 店内では食事を終えたらしい先客が店を後にする。こちらもベトナム人らしい。どうやら、日本に居るベトナム人の憩いの場らしい。いいじゃないか、エエじゃないか、ビーじゃないか、シーじゃないか。そこにタマリンドジュースがやってきた。飲んでみると、何やら酸っぱい梨みたいな味である。続いて春巻きとお餅が出てきた。まずは、海老の生春巻きから食す。海老が透けて見える、スケルトンタイプ。食べてみるとこりゃ美味い!看板メニューだけの事はある。美味いもの食って怒る人はいない。腹が立ったら、美味しいものを食べろ。五郎節炸裂!タレはベトナム風味噌だれ、これも絶品だ。次いで、揚げ春巻きも食す。こちらは添えてある野菜に巻いて食べると、また食感が変わる。ここまで食べて、麺類が欲しくなった五郎さん、レモングラスのビーフン(ブン・ボー・フェ)を追加注文する。ついでに「ここの料理はベトナムのどのあたりのものか」尋ねると、「南のほうが多い」という。ホーチミンと蒲田、似てるかもしれない(ホントか?!)。
 追加注文を終えたところで、肉入りお餅を食べてみる。一口食べると口の中がホーチミン!(なんのこっちゃ?)。肉ともお餅とも長い付き合いなのに、なんだこの「はじままして」感は?ベトナム料理、侮れないぞ。付け合わせのパクチーもどんどん食べる。パクチー大好き、食べられなかった頃の事が思い出せない。などと思っていると、鶏おこわが出てきた。見れば、メニューの写真には付いてなかったベトナム風ソーセージ(スパムのようなもの)が載っている。これはラッキーだ。ごちそうおこわ、五郎さんの好物に加わりました。そこにビーフン登場、別皿に野菜がついている。この野菜を載せて、レモンを絞って食べるのだという。すっぱ辛い味がいい。ここでラッシュに入る五郎さん、いつものBGMに乗って喰いまくる!ビーフンの汁まで全部飲みほし完食、「ごちそうさま」。ここでさらにベトナムコーヒーを注文する。フランス植民地だったベトナムでは、独特のカフェ文化が育ったのだ。そそくさと帰らないで、もう少しベトナム気分に浸りたい五郎さん、このまま寝ちゃいそうだ……

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