天下の愚行か?「トヨタ自動車、燃料電池技術の特許を無償公開」。
報道によれば、トヨタ自動車は同社が保有する燃料電池関連技術(約5,680件!)を、無償提供すると発表したという。燃料電池自動車(FCV)の普及と、世界規格化が狙いという。
燃料電池技術は、潜水艦の次世代AIP(非大気依存)技術としても注目されている。現在主流のスターリングエンジン(SE 海上自衛隊のそうりゅう型も装備)は、技術的に枯れている分信頼性は高いが、これ以上の大幅な能力向上は期待薄。一方、燃料電池(FC)はブレイクスルーの余地があり、SEの次にくるAIPとして期待されている。(詳しくは海人社刊、『世界の艦船』2015年2月号参照)
トヨタの決断は、重要な軍事転用技術の拡散につながるのではないかと懸念される。
(そうりゅう型潜水艦の後継艦は、リチウム電池搭載という話もあるが・・・)
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