伊計島沖、米軍ヘリ墜落事故。
沖縄の第11管区海上保安本部によれば、12日13:46ごろ、沖縄本島の東に位置する伊計島(沖縄県うるま市)の南東約14キロの海上で、訓練中の米軍ヘリが墜落したという。
以下は、時事通信の配信記事より引用。
12日午後1時45分ごろ、沖縄本島の東の沖合で米陸軍所属のヘリコプターが墜落した。在日米軍などによると、沖合の輸送艦への着艦に失敗、機体が破損し、6人がけがをした。けが人のうち、2人は米軍での研修でヘリに搭乗していた陸上自衛隊員で、1人は骨折の疑いがあり、1人は切り傷を負った。2人とも命に別条はないという。
事故が起きたのは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、菅義偉官房長官と翁長雄志同県知事が県庁で会談する直前だった。
在日米軍や防衛省などによると、ヘリは「H60」。事故時、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)の東約35キロの海上で、米軍の輸送艦に着艦しようとしていた。乗員は17人で、陸自隊員2人を含む負傷者6人は、在沖米軍キャンプ・フォスター(北谷町など)の海軍病院に搬送された。
けがをした陸自隊員は40歳と33歳の男性で、いずれも中央即応集団所属の2等陸曹。今月1日から15日までの日程で、米軍の部隊を見学していたという。
第11管区海上保安本部(那覇市)には、午後3時前、キャンプ・フォスターの憲兵隊から「名護市からうるま市の沖合にヘリが落ちたとの情報がある」と救助要請があった。巡視船などを派遣したが、同4時10分ごろ、米軍側から「乗員全員救助済み。救助要請を取り下げる」との連絡があった。
沖合の米輸送艦上で、海保の巡視船やヘリが、破損したヘリの機体を確認した。付近に油や漂流物などは見つからなかったという。
沖縄県基地対策課によると、日本復帰後の県内での米軍機墜落事故は46件目。
以上、引用終わり。http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-2015081200578/1.htm
このニュース、一報が入ったときは、海上に落下したのか着艦に失敗したのかも不明だったが、どうやら着艦失敗だったらしい。訓練内容の詳細は不明だが、航行中の米軍輸送艦(事前集積船?)を、テロリストにシージャックされたコンテナ船か、某国の不審船(武器や禁制品の密輸目的)に見立てて、特殊部隊による強行臨検か乗り込みの訓練をやっていたところ、気流が急に乱れたか目測を誤って甲板にハードランディングしたのではないかと想像される。なんにせよ、死者が出なかったのが、不幸中の幸いだ。
上の画像は、ワトソン級車輛貨物輸送艦(Watoson class vehicle cargo ship,LMSR)。満載排水量62,968t、全長290.18m、全幅32.33m、機関COGAG(6400㏋)、最大速力24ノット。基本的な船体構造はRO-RO船。ニュース映像から察するに、このタイプの艦ではないかと思われる。(※画像はウィキペディアから転載させていただきました)
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