« 今日は何の日?「ライト兄弟初飛行」(明治三六年十二月十七日) | トップページ | 次は「誤爆」か?米国重爆撃機B-52、スプラトリー諸島の砂盛島12カイリに「誤進入」。 »

産経新聞前ソウル支局長無罪と大津事件。

 産経新聞の前ソウル支局長・加藤達也氏(49)が、不当にも名誉棄損で訴えられていた件で、17日ソウル中央地裁で「無罪」判決が出た。当然の結果である。この件で、判決前に韓国外交省(外務省)が、同国法務省に対して、日韓外交に配慮して「善処を望む」旨、申し入れていたという。それを聞いて、大津事件(明治24年 wikipedia大津事件)を連想してしまった。
 あくまで、行政側の外交省が、同じ行政側の法務省に要望を述べたもので、直接ソウル中央地裁に意見したわけではないし、そもそも外交省に裁判所に対する指揮権はないのであるが、それでも三権分立の観点から、これはどうかと思う。行政から司法に対する、不当な干渉とならないだろうか?
 もっとも、判決直前になって外交省が法務省に「善処」を望んでも、それが「判決文」(50ページ!)に反映できたとは思えない。書類仕事をやった人間ならすぐ理解できるだろうが、既に出来上がった大量のペーパーを、直前になって全面書き直すのは、容易なことではない。おそらく、外交省が何か言う前に既に「無罪」の判決文は出来上がっていたのだろう。そもそも、ソウル検察の起訴自体が相当無理筋だったので、無罪は当然といえば当然である。とは言え、外交省が裁判に口を出すに等しい今回の行動は、今後韓国内の政治問題になるのではないだろうか。

|

« 今日は何の日?「ライト兄弟初飛行」(明治三六年十二月十七日) | トップページ | 次は「誤爆」か?米国重爆撃機B-52、スプラトリー諸島の砂盛島12カイリに「誤進入」。 »

ニュース」カテゴリの記事