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海上自衛隊練習機TC90をフィリピン海軍へ貸与。

 報道によれば、政府はフィリピン海軍に対して、海上自衛隊の練習機を貸与する方針を固めたという。

 以下は、読売オンライン(YOMIURI ONLINE)の記事より引用。
 

 政府は、退役した海上自衛隊の練習機(航空機)「TC90」をフィリピン海軍に貸与する方針を固めた。

 フィリピン側は、中国による南シナ海での海洋進出の動きに対し、空からの警戒・監視に利用する。日・フィリピン両政府は、今春にも貸与で合意する見通しだ。

 フィリピン海軍が警戒・監視に利用する航空機は、行動半径が約300キロと狭く、「中国が進出する南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島全域を監視して戻ってくることは難しい」(政府筋)という。フィリピンは南沙諸島のスービ礁、ミスチーフ礁などで中国と対立しており、広範囲で活動できる航空機を求めていた。

 TC90の行動半径はフィリピン軍機の2倍以上で、南沙諸島の大半をカバーできるという。練習機であるTC90には、レーダー類などがほとんど搭載されておらず、フィリピン海軍が当面、目視による警戒・監視に利用するとみられる。


以上、引用終わり。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160228-OYT1T50110.html?from=ytop_top

 練習機TC90は、民間ビジネス機のビーチクラフト・キングエアC90(Beechcraft King Air 初飛行が昭和38年。各型合計6000機以上生産の大ベストセラー機)を練習機向けに改修した機体。
 性能諸元は、速力最大220ノット(巡行196ノット)、航続距離2150㎞。機体寸法は、幅15.32m×全長10.82m×高4.33m。出力580馬力のターボプロップエンジン2基搭載の双発機。
 徳島基地の第202教育航空隊に28機配備されたほか、連絡輸送機として準同型のLC90が各航空基地に1機配備されている。
 フィリピン海軍には、連絡機としてブリテンノーマンアイランダーBN2(双発プロペラ機、航続距離1400㎞)とT-41(いわゆるセスナ機。航続距離1159㎞)が数機あるのみ。あとはヘリコプターがあるだけの弱小振り。いきなりP3Cのような高性能機をもってきても、使いこなせる状況ではない。とりあえず、使い勝手の良い元練習機で目視による監視体制を充実させ、徐々にステップアップを図るつもりなのだろう。

※1ノット(Knot Kn Kt 節)1時間に1海里(1852m)進む速さ。時速1.852㎞。

Main_tc90
(TC90の飛行シーン。画像は、海上自衛隊ホームページのギャラリーより、転載させていただきました)


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