二・二六事件からもう80年。
二・二六事件(昭和十一年二月二十六日)からちょうど今年で80年になる。だからどうということもないが。
嘗て警視庁には、現在の機動隊の前身である特別警備隊が存在していた。昭和七年に起きた血盟団事件や五・一五事件をうけて、昭和八年に新設された部隊なのだが、当時の内務省内部では、「特別警備隊に機関銃を装備させてはどうか」という意見があったらしい。しかし、この意見具申は結局どこかで握りつぶされたらしく、立ち消えになってしまった。今さら言ってもしかたないが、もし警察部隊への機関銃配備が実現していたら、二・二六事件で簡単に桜田門を決起部隊に明け渡すことはなかっただろう。いや、それどころか、決起それ自体を抑制することができたかもしれない。
過去に戻って歴史をやり直すことはできないが、過去の経験を現在と未来に生かすことはできる。自衛隊クーデターというあってはならない事態を防ぐには、警察機動隊の更なる重武装化(テロ対策の名目で)と、首相直属の国家憲兵隊(仮)の創設が望まれる。
文民統制とは、文民政府直属の暴力装置が、軍隊の暴発を抑えられるか否かにかかっているのだ。
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