虐待してる親の「同意」が無いから保護しないという不条理。
また、どうにもやりきれないニュースが入ってきた。
以下は、共同通信の配信記事から引用。
相模原市児童相談所は22日、両親から虐待を受けて児相に通っていた中学2年の男子生徒=当時(14)=が2014年に自殺を図り、ことし2月に死亡したと発表した。男子生徒は児相に「児童養護施設に保護してほしい」と自ら訴えていたが、児相は面談で対応し保護していなかった。児相は同日の記者会見で「当時、適切に対応し、緊急性がないと判断した。対応に間違いはなかったが、自殺で亡くなったことを深刻に受け止めている」とし、検証する方針を示した。
13年秋、当時小学6年だった男子生徒の顔にあざがあると小学校から連絡があり、児相は両親から暴力を受けた虐待事案として把握した。
以上、引用終わり。
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/kyodo-2016032201001855/1.htm
詳細はまだ不明な点が多いのだが、現時点で報道されている情報によれば、両親は再婚で自殺した中2男子は母親の連れ子だという(他に弟がおり、弟も母親の連れ子という)。この子が小学6年生だった頃から既に虐待騒ぎが発生し、児相も把握していた。虐待を避けるために、祖父母のもとに身を寄せていたという情報もある。
児童相談所は、緊急時には親の同意なしでも職権で保護することもできるのだが、このケースではそれを行わなかった。親の同意なしで保護を行うと、以後親の協力が得られなくなる可能性があるという事情から、抑制的な対応になるらしいのだが、結果がこれでは言い訳にならない。しかし、ではどうすればよかったのかと問われると、事情を知らない部外者には答えるのが難しい。ただ、残念でならない
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