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日本海大海戦勝利の陰で…『イルティッシュ号投降事件』(明治三十八年五月二十八日、島根県・和木真島沖)

 昨日は『日本海大海戦』があった日であり、海軍記念日であった日。今から111年前に、世界の海戦史上空前絶後のパーフェクトゲームが、我が帝国海軍によってなされたのだが、全く話題にもならなかった。バラク・オバマ米国大統領の広島訪問に完全に話題をさらわれてしまった。無理もないか。

 さて、その翌日。明治三十八年五月二十八日の午前10時ごろ。島根県那賀郡都農村和木(現在の江津市・和木町)の和木真島沖に、1隻の船が現われた。ロシア海軍第二太平洋艦隊(バルティック艦隊)の特務艦・イルティッシュ号(Iruyysh 排水量15000t、全長180m、全幅17m、武装:小口径砲8門)である。同艦は、元ドイツ海軍の石炭輸送船で、ロシアが購入して改装し、特務鑑としたもの。前日の日本海大海戦(対馬沖海戦)に参加して被弾し、ウラジオストック目指して北上中だった。しかし、損傷が激しく午後2時ごろ沈没!乗員はボートで脱出したものの、折からの時化で転覆するボートも出る状況。これを見た地元の衆が海に飛び込んでロシア将兵を救助し、艦長以下235名が上陸できた。けが人には治療が施され、炊き出しも行われた。このあたり、「エルトゥールル号」とおなじである。その後、付近の陸軍部隊により捕虜として収容され、日露戦争終了後に祖国へ帰還を果たしたという。
 地元では翌年(明治39年)から記念として「ロシア祭り」が行われるようになり、戦中に一時中断したものの、現在も続いているという。今年も、お祭りが行われたかもしれない。

島根県・江津市「ロシアとの交流事業」
http://www.city.gotsu.lg.jp/5950.html

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