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シナ情報収集艦「東調」級1隻、鹿児島県・口永良部島沖領海に一時侵入。

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 報道によれば、本日03:30ごろ、鹿児島県・口永良部島西側領海にて、シナ人民解放軍海軍所属の情報収集艦・「東調」(AGI:DONGDIAO)級1隻が我が国領海に侵入したのを、海上自衛隊のP3C哨戒機(上記画像の同型機)が確認した。シナ情報艦は南東方向に向け航行し、05:00頃に鹿児島県・屋久島南方海上で領海外に出た。シナ軍艦が領海に侵入するのは、平成16年の『漢級原子力潜水艦領海侵犯事件』以来である。
 6月10日から17日までの予定で、現在日米印海軍共同訓練『マラバール2016』が、佐世保から沖縄東方海域を舞台に実施中で、シナ情報艦は訓練参加中のインド海軍フリーゲート及び補給艦2隻を追尾して領海に侵入した模様。
 領海においても外国船舶には「無害通航権」が認められるため、直ちに「領海侵犯」とは判断できない。おそらく、情報収集艦で「マラバール」演習をモニターさせ、一度に日米印3国の参加艦艇及び航空機の情報を収集するのが目的だと思われるが、詳細は不明である。(統幕のプレスリリースは、明日出るだろう)

※「無害通航」(Innocent Passage)とは
 沿岸国の平和、秩序、安全を害さないことを条件に、領海を自由に通航できること。すべての国(内陸国含む)は、上記の条件を守る限りにおいて、沿岸国への通告なしに領海を自由航行する「無害通航権」を有する。(国連海洋法条約 UNCLOS 第19条第1項)
 無害とは認められない事例を、国連海洋法条約第19条第2項は以下の如く列挙している。
(a)武力による威嚇又は武力の行使
(b)兵器を用いる訓練又は演習
(c)沿岸国の防衛又は安全に影響を与えることになるような情報の収集を目的とする行為
(d)沿岸国の防衛又は安全に影響を与えることになるような宣伝行為
(e)航空機の発着又は積込み(艦上機や搭載ヘリの発着など)
(f)軍事機器の発着又は積込み
(g)沿岸国の通関上、財政上、出入国管理又は衛生上の法令に違反する物品、通貨又は人の積込み又は積卸
(h)この条約に違反する故意のかつ重大な汚染行為
(i)漁獲行為
(j)調査活動又は測量活動の実施
(k)沿岸国の通信系又は他の施設への妨害を目的とする行為
(l) 通航に直接の関係を有しないその他の活動

 今回、上記(c)、(j)に抵触する可能性がある。

※『漢級原子力潜水艦領海侵犯事件』とは
 平成16年11月10日、シナ人民解放軍海軍の漢級原子力潜水艦(SSN)が、沖縄県・石垣島多良間島の間の領海を潜航したまま通航しようとした。領海では潜水艦は浮上して海上をその旗(国旗・海軍旗)を掲げて航行しなければならない(国連海洋法条約第20条)。シナ原潜の領海侵犯に対し、海上自衛隊に海上警備行動が発令された。海上自衛隊の護衛艦及び哨戒機は、シナ原潜が領海外へ出るまでしつこく追尾し、盛んにアクティヴピンガーを打ち続けた(潜水艦にとっては死刑宣告に等しい)。原潜は海上自衛隊の追尾を振り切ることができなかったが、海上自衛隊も武器の使用はせず、そのまま逃がした格好になった。

(※上記画像は海上自衛隊公式サイトギャラリーから転載させていただきました)

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