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「茹でガエル」になる前に、読んで欲しい1冊。

 「カエルの楽園」(百田尚樹著、新潮社刊)という本を読んだ。とても考えさせられる内容だった。日本中の中学生以上の若者に、是非読んでもらいたい、読んで考えてほしいと思った。
 ネタバレになるので、簡単なあらすじだけ説明すると…
 主人公はソクラテス(!)という名のアマガエル。彼の住むアマガエルの国がダルマガエルに蹂躙されたことで、ソクラテスは故郷を捨て仲間たちと旅に出ます。外の世界は危険が一杯!。途中で多くの仲間を失い、最後は友人のロベルトと二人きりになって命からがらたどり着いたのは「ナパージュ」というツチガエルの住む平和な国でした。二人は平和なナパージュで色々なカエルと出会い、話を聞き、様々な経験をしながらナパージュの平和の秘密を調べていきます。しかし、平和なナパージュにも不穏な影が…と、いったものです。
 本作は、カエルに仮託して現在の日本のある一面を「寓話」化したものです。寓話ですので、事象の簡略化やデフォルメがありますが、要点は押えてあります。これを若い人に読んでもらって、ソクラテスのように自分で色々な事実を調べて検討してもらいたいと思います。検討の結果、ハンドレッド、もとい百田は嘘っぱちだという結論になっても、それはそれでいい。読んだ本の内容を無批判に鵜呑みにするよりは、はるかに良い!自分でよく考えずに「反対!反対!」という人々は、何かをきっかけに今度は「賛成!賛成!」というようになる。それが一番危険だ。だから、是非若い人に読んで欲しい(もちろん、もう若くない人にも読んで欲しい)。気付かないうちに「茹でガエル」になる前に。

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