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新パナマ運河、供用開始。

 拡張工事を終えたパナマ運河が、26日より供用を開始。通航一番船となるシナ海運会社のコンテナ船が、大西洋側から太平洋側へ通過する。(日本時間27日午前中に通過の予定)
 全長1200フィート(365.76m。1ftは0.3048m)のネオ・パナマックス船が通航可能になる。結果、年間通行量は2倍になるという。
 中東の石油と天然ガスに依存する日本にとっては朗報。米国東海岸から積み出されるシェールガスを当てにできる。これで国内の原発が順次再稼働すれば、ホルムズ海峡や南シナ海が通航不能になっても、いきなりエネルギー危機に見舞われないで済む。無論、だからと言って気楽に「対岸の火事」と眺めてもいられないだろうが。
 しかし、手放しで喜んでもいられない。ニューヨークタイムズの22日付特集記事「The New Panama Canal:A Risky Bet」が、幾つか懸念を指摘している。
 例えば、閘門の間隔が狭いところで1400フィート。そこに全長1200フィートの大型船が、前後にタグボート(全長約100ft)に挟まれて入るわけで、タイト過ぎて一切の操船ミスが許されない。
Tugsartboard_1(上記画像は、ニューヨークタイムズの記事から転載させていただきました)
 旧パナマ運河では、狭いところでは電気機関車(川崎重工製)による牽引も、部分的に行われていたのだが。
 その他、地震対策の不備や、コンクリートの質や鉄筋鉄骨の量が少ないのではないか、水源確保はどうする等々、不安材料が並んでいる。今更そんなこと言われても…
 ニューヨークタイムズの不安が、杞憂に終わることを願う。

ニューヨークタイムズ記事、全文はこちら(動画あり)
http://www.nytimes.com/interactive/2016/06/22/world/americas/panama-canal.html?ref=world&_r=0
 


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