北のSLBMはどうやって発射されたのか。
現在北鮮が保有するサンオ型潜水艦は、全長35.5mで排水量は300トン弱のミゼット(小型)潜水艦。潜水艦と言うより潜航艇と呼ぶ方が似つかわしい。ちなみに、日本が大東亜戦争に投入した特殊潜航艇甲標的は、全長25メートルで魚雷2本装備だった。
発射されたミサイルはムスダンらしいのだが、全長12.5mもあるミサイルを、どうやって搭載したのか謎である。
第2次大戦中、ドイツには「Uボート・V2計画」というものがあったそうだが、これは防水キャニスターにV2ミサイルを収容し、Uボートで曳航するというもの。あるいは、これに似た方法でムスダンを発射したのだろうか?
(上図は中共の弾道弾搭載潜水艦「長城201型」の想像図。司令塔部分に弾道弾を搭載する方式らしい。サンオ型では、船体が小型すぎて、この方式でも搭載は難しいだろう。)
※追記 『世界の艦船』11月号に、シンポ型(1200t、67m)という弾道弾搭載潜水艦が、2014年10月に確認されていたという記事がありました。私の情報収集力が不足していました。お恥ずかしい限りです。
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