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こういう怪獣映画を観たかった!

 今日は山の日で休み。休日を利用して、公開中の『シン・ゴジラ』をようやく観てきた。一言で言って「傑作」だった。
 私は常々怪獣映画に民間人は必要ないと考えていた。政治家と自衛隊と技術者(技術官僚含む)、民間からは技術者や解説役兼狂言回しとしての「マッドサイエンティスト」が出るだけの、プロフェッショナルだけで完結する怪獣映画が理想だった。民衆は、怪獣に追い回されるモブシーンのみで十分だと。
 『シン・ゴジラ』はまさに、理想通りの映画だった。出てくるのは政治家と役人と自衛官と米国関係者がメイン。日本映画に多い「お涙頂戴」のウェットな演出もなく、ハリウッド映画にありがちなスタンドプレーもない。プロが黙々とやるべきことをこなす感じが、心地よかった。さすが、庵野カントクは良く分かってる!
 怪獣という「歩く想定外」に対し、良くも悪くも「お役所仕事」で対抗する日本政府。最初はお役所仕事の弊害が目立つが、一方で困難なミッションを「仕事ですから」と気負いもなく淡々と処理する姿が胸を打つ。
 また、日本の安全保障が抱える問題も浮き彫りになって興味深い。これは、観るものに色々考えさせる映画だ。
 しかし、理想的な映画ではあるが、完ぺきではない。あまり小姑みたいなことは言いたくないのだが、細かい突っ込みや願望を入れるとすると…

1.石原さとみの起用は正解か?
  彼女の演技に不満はないが、「きれいなお姉さん」過ぎてやや浮いていた感じ。もう少し、落ち着いた感じの女優がよかったと思う。個人的には、髪型はショートがいい。
2.便乗テロの描写があってもよかったのでは?
  東京での変事発生に乗じて、某国や某某国の工作員がろくでもないテロを画策したり、それを公安が鮮やかに「処理」するシーンがあったら、なお良かった。尺の関係で、そこまでやるのは困難であると思うが、実際何か一大事が東京であれば、避難対策だけでなくテロ対策も必要だろう。もしノベライズ版がでるなら、そこでやってみてほしい。
3.報道ヘリ
  災害時に問題となる報道ヘリ。「報道の自由」と称して政府の警告を無視して接近した報道ヘリが、撃墜されて避難民の真上に落ちるシーンが欲しかった。

 細かい点はともかく、面白い映画であることは間違いない!まだ観てない人は、ぜひご覧あれ。

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