南スーダン第11次派遣施設隊、先遣隊が出発!
国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に参加する第11次派遣施設隊の先遣隊が、青森空港からスーダンへ向け出発した。
第11次隊は、東北の第9師団から編成されている。第9師団から南スーダンに派遣されるのは、第3次派遣施設隊(平成24年)以来2度目である。隊員350名の指揮を執るのは、第5普通科連隊(青森)の連隊長である、田中仁朗・一等陸佐。今回、駆け付け警護(←もっとましな名称は無かったのか?!)任務のための部隊(約50名)は、第5普通科連隊から編成されているという。どうか全員、一人も欠けることなく任務を完遂し、無事に帰国してほしい。間違っても、南スーダンを第二の八甲田山にしないでもらいたい。武運長久を祈る。
統合幕僚監部:南スーダン派遣施設隊の要員交代について
http://www.mod.go.jp/js/Press/press2016/press_pdf/p20161028_01.pdf
ところで、PKOにふさわしい装備とは、どれくらいが望ましいのだろうか?評論家の小川和久氏によれば、「遅滞戦闘」ができるレベルが望ましいという。これは、国連施設付近に避難している難民たちに危険が迫ったとき、彼らを誘導して避難する際に、追いかけてくる敵性勢力の追撃を振り切るために必要なので。
具体的には、普通科隊員のメインアームである89式小銃、サイドアームの9ミリ拳銃、9ミリ機関拳銃、5.56ミリ機関銃MINIMI、12.7ミリ機銃M2、110ミリ対戦車重擲弾パンツアーファウストⅢ、84ミリ無反動砲カールグスタフ、81ミリ迫撃砲、120ミリ重迫撃砲。これに91式携帯地対空誘導弾までつけるのが理想的。野戦重砲や戦車や対戦車ヘリまでもちこむのは、さすがに憲法違反。また、それほどの重装備を持ち込むためには、補給や整備のための人員物資も大量に持ち込まねばならず、とんでもない大所帯となってしまうため、現実的ではないんだそうだ。
※上記画像は全て、陸上自衛隊公式ホームページ(こちら)より、転載させていただきました。
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