「来日」外国人犯罪と、「在日」外国人犯罪。
『在日特権と犯罪』(坂東忠信著、青林堂刊)という本を読んだ。「未公開警察統計データからその実態を読み解く!」と銘打たれただけの事はあった。
特に第3章は興味深い。警察庁が毎年3月末に発表する「来日外国人犯罪の検挙状況」から抜け落ちている「在日」(永住者、特別永住者、永住者の配偶者)外国人犯罪について、データをもとに犯罪外国人の国籍や犯罪の傾向、「来日」と「在日」の比較がなされている。思い込みではなく、データをもとに分析されていて、説得力がある。これは必見だ。
表題の「在日特権」に関しては、第2章で詳述されている。いかに在日特権が形成されたか、歴史的経緯を踏まえて解説されていてわかりやすい。興味のある方は、ご一読あれ。
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