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ヒロシマじゃなくて廣島だよ。

 たまに世界中の核兵器の爆発力の総和を全人口で割って、「人間一人に○○トン(TNT火薬に換算)の破壊力!」とか言って核兵器が人類を何度も死滅させるとか主張する人がいますが、情緒に訴える以外の効果はありません。なぜなら、全核兵器の破壊エネルギーを全人口で均等割りにして、一人一人にデリバリーする手段が無いので。
 現実の核爆発は、点で発生し距離の二乗三乗に反比例してそのエネルギーは減衰する。具体的には発生する熱線と放射線は距離の二乗に、爆圧は三乗に反比例して弱くなる。破壊エネルギーのかなりの部分は、徒に大気を震わせ過熱することに消費されてしまうのです。どれほど人口密集地を狙って効率よく攻撃しても、核兵器だけで人類を滅ぼすことは無理です。

 さて、原爆犠牲者の実に約8割が広義の「焼死」であったことを考えると、直接熱線に晒されないことと家屋の不燃化が原爆対策では肝要といえます。核シェルターの普及率が先進国中最低である以前に、都市部で木密地域(木造家屋の密集地帯)がまだあちこち残っている状況では、危ういこと累卵の如し。今更言っても詮ないことですが、関東大震災後に「都市部での木造家屋の新築は例外なしにダメ!」と厳しく制限して、コンクリート(国内で自給できる)で都市の不燃化を進めていれば、B-29による空襲犠牲者もだいぶ減ったでしょう。地震・火災、それに水害対策からも、今後新築される家屋は全て鉄筋コンクリートかそれに準ずる構造とすることを義務付けるべきでしょう。

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