« 雷撃ではなく砲撃か? | トップページ | 朝から雨 »

今度は「吸着式機雷」(limpet mine)という話も出てきた。

 オマーン湾のホルムズ海峡付近で発生したタンカー攻撃。うち、1隻に関して運行していた国華産業の記者会見では「砲撃された」という話だったが、米国のミサイル駆逐艦「ベインブリッジ」(USS Bainbridge DDG-96 アーレイバーク級イージスミサイル駆逐艦46番艦)のダイバーが、攻撃された「コクカ・カレイジャス」号から不発の「吸着式機雷」を発見したと、外電が伝えている。

記事全文はこちら→https://www.businessinsider.com/us-navy-finds-mine-possibly-pointing-to-iran-tanker-attack-2019-6

 この吸着式機雷というものは、ダイバーが海中から目標となる艦船の船底に吸着させ、一定の条件で爆発させる(無線等による遠隔操作、時限式、あるいは目標船舶が出航後に機雷の外部カバーが外れて小型のスクリュウプロペラが露出し一定の回転数に達すると自爆する等)ものだという。海賊風情が扱えるものではない。しかし、公表された写真だと、船底ではなく喫水線よりかなり上の船体側面に、ドイツ国防軍の対戦車用吸着地雷(下図)みたいなものが張り付いているように見える。一体これはなんだろう?気になるのは、国華産業の会見で「飛翔物を見た」という証言が、当該船の乗組員よりあったという点。その証言が正しければ、機雷ではなく艦載火砲かロケット弾あるいはミサイルで攻撃されたということになるのだが?

 国華産業の記者会見では確か3時間の時間差を置いて2回攻撃されたらしいのだが、あるいは最初の攻撃が船底部にセットされた吸着式機雷の爆発で、その後とどめを刺すために小型船か何かで近づいて船体側面に対艦攻撃用の吸着爆雷を撃ち込んできたのだろうか(「飛翔体を見た」という証言)?現状では詳しい攻撃方法も、攻撃者の正体も判然としない。より詳しい続報が待たれる。

Haftholladung

ドイツ国防軍の対戦車(装甲)用吸着地雷 Haftholladung 。第二次大戦中に使われた、個人用対戦車兵器である。敵戦車に肉薄し、下部の磁石部分を敵装甲に吸着させ起爆する。

 

 

|

« 雷撃ではなく砲撃か? | トップページ | 朝から雨 »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

海事・海保・海自」カテゴリの記事