書籍・雑誌

訃報 作家佐藤大輔先生死去。

 今朝は冷たい雨。各地で雪も混じったという。季節が半月以上戻った感じだった。

 さて、新聞(東京新聞11判S)の社会面下段の訃報欄を見て驚いた!作家の佐藤大輔先生が、去る22日にお亡くなりになったという。死因は虚血性心疾患。享年52歳、若すぎる死だ。
 所謂仮想戦記の牽引者の一人。デビュー当時からのファンでした。非常に残念です。謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

嗚呼、『皇国の守護者』は未完で終わるのか?!

|

田中角栄を殺した男、三木武夫。

 『政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男』倉山満著、講談社刊)という本を読んだ。文庫サイズの本だが、なかなか読みごたえがあった。
 世に田中角栄を題材にした本は多い。ちょっとAmazonで「角栄」で検索したら、書籍だけで602件もあった。一方、「三木武夫」ではわずか31件。そのうちの1冊が本書なわけだが、戦前から政治家として活動し、戦後の混乱期を生きた三木の生き様や政治手法、田中角栄を「殺す」手口など、とても興味深かった。数時間で読める分量なので、興味のある方は読んでみてください。

Mikitakeo
(※画像は講談社BOOK倶楽部より、転載させていただきました。)


|

「来日」外国人犯罪と、「在日」外国人犯罪。

 『在日特権と犯罪』(坂東忠信著、青林堂刊)という本を読んだ。「未公開警察統計データからその実態を読み解く!」と銘打たれただけの事はあった。
 特に第3章は興味深い。警察庁が毎年3月末に発表する「来日外国人犯罪の検挙状況」から抜け落ちている「在日」(永住者特別永住者永住者の配偶者)外国人犯罪について、データをもとに犯罪外国人の国籍や犯罪の傾向、「来日」と「在日」の比較がなされている。思い込みではなく、データをもとに分析されていて、説得力がある。これは必見だ。
 表題の「在日特権」に関しては、第2章で詳述されている。いかに在日特権が形成されたか、歴史的経緯を踏まえて解説されていてわかりやすい。興味のある方は、ご一読あれ。

|

「茹でガエル」になる前に、読んで欲しい1冊。

 「カエルの楽園」(百田尚樹著、新潮社刊)という本を読んだ。とても考えさせられる内容だった。日本中の中学生以上の若者に、是非読んでもらいたい、読んで考えてほしいと思った。
 ネタバレになるので、簡単なあらすじだけ説明すると…
 主人公はソクラテス(!)という名のアマガエル。彼の住むアマガエルの国がダルマガエルに蹂躙されたことで、ソクラテスは故郷を捨て仲間たちと旅に出ます。外の世界は危険が一杯!。途中で多くの仲間を失い、最後は友人のロベルトと二人きりになって命からがらたどり着いたのは「ナパージュ」というツチガエルの住む平和な国でした。二人は平和なナパージュで色々なカエルと出会い、話を聞き、様々な経験をしながらナパージュの平和の秘密を調べていきます。しかし、平和なナパージュにも不穏な影が…と、いったものです。
 本作は、カエルに仮託して現在の日本のある一面を「寓話」化したものです。寓話ですので、事象の簡略化やデフォルメがありますが、要点は押えてあります。これを若い人に読んでもらって、ソクラテスのように自分で色々な事実を調べて検討してもらいたいと思います。検討の結果、ハンドレッド、もとい百田は嘘っぱちだという結論になっても、それはそれでいい。読んだ本の内容を無批判に鵜呑みにするよりは、はるかに良い!自分でよく考えずに「反対!反対!」という人々は、何かをきっかけに今度は「賛成!賛成!」というようになる。それが一番危険だ。だから、是非若い人に読んで欲しい(もちろん、もう若くない人にも読んで欲しい)。気付かないうちに「茹でガエル」になる前に。

|

『翔んで埼玉』がニュースになってた。

 テレ玉テレビ埼玉)のニュース930で、マンガ家・魔夜峰央先生の『翔んで埼玉』の話題がニュースになっていた。同作は、魔夜先生が所沢在住だった1980年代初頭に出版された古い作品なのだが、なぜか急に話題になり昨年復刻されたという奇跡の本。復刻以来、55万部売れたらしいのだが、そのうちの三分の一は埼玉県内の書店で売れたという。県民にとっては、あんまりな内容なのだが…
 番組では、新所沢PARCOで先日行われた魔夜先生のトークショー(司会は、テレ玉のアナウンサー)の様子が流されていた。会場は百人以上集まって立ち見も出る盛況ぶり。壇上に立った魔夜先生は、鳥打帽を被っていた。かって「漫画界のタモリ」と言われた面影はない。トークでも毒舌吐きまくっていた。作中の埼玉ディスに関しては、毒蝮三太夫氏のラジオ番組を引き合いに出し、お年寄りを「ババア」呼ばわりしてるのと同じだとか言っていた。なにをかいわんや。

Release_p_l
©魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社 新所沢PARCOX『翔んで埼玉』コラボ企画実施中04/28~05/08

|

双極人間は同情を嫌う

 なるほど、アーミャだから雨宮なのか。
 ここでリミットとリセットにカチューシャまで出てくるとは。カチューシャは名前のみだが。
 こうなると、コノハ君が何者なのか気になる。
 性格的に、フォルテッシモやカレイドスコープではなさそうだし、ユージンでもなさそうだ。モ・マーダーやスケアクロウでもないだろう。
 まさかジィド?!いや、それは絶対ない。
 ひょっとすると、今まで名前だけ出てきたが一度もストーリーに絡んでこないタルカスだろうか?しかし、殲滅型という感じじゃないな。う~ん、やはりまだ出てこないキャラと考えたほうが無難か。無能人間というのがどうも引っかかる。犬のモロボとのコンビもどうなるか気になる。

 わけわからんことでは、製造人間ウトセラ・ムビョウが一番わからん存在だ。なんとなく「死にそう」なキャラだが、そう単純ではないのが上遠野浩平ワールドだ。ともあれ、次回が楽しみ。happy01

(あの病院は、どうもしずるさんが入院してる病院とは別らしいが、果たしてどこなのだろう?)

|

征韓論と北海道防衛。書評:『「地政学」は殺傷力のある武器である』(兵頭二十八著、徳間書店)

 軍学者の兵頭二十八先生の著書『「地政学」は殺傷力のある武器である』を読んだ。本書は「地政学」という、言葉は知っていても意味や定義が今一つ掴みにくい学問について、その歴史や成り立ちと「効用」について、マハンマッキンダースパイクマンの言説を辿りつつ、平易に詳述している好著です。地政学について知りたい人には入門書として、また、既に地政学について知ってる人にも十分読み応えのある内容です。
 どれも興味深い内容ですが、特に興味を覚えた点を一つ紹介したいと思います。
 それは、西郷隆盛の「征韓論」が、地政学の観点からどう評価できるかというもの。
 以下、本書の252~4頁「薩摩の地政学」から一部引用させていただきます。
 

 幕末に日本列島の周辺を地政学的に眺めていた人としては、まず薩摩の第11代藩主・島津斉彬(藩主1851~58没)に指を屈しなくてはならぬであろう、と、わたしは思っています。
 そのゆえいかんとならば、斉彬が直接に世界情勢を教えたとされている西郷隆盛が後に人に語っていた征韓論の骨子が、〈北海道を防衛するためには朝鮮半島経由でポシェット湾(ウラジオストク)からニコライエフスクまで日本陸軍が前進して陸上で会戦しなければならない〉という、卓抜なものだったからです。
  (中略)
 樺太から北海道に南下してくるロシア軍にその企図を放棄させるいちばん確実な方法は、北海道で敵の襲来を待つことではありませんでした。
 むしろ朝鮮半島経由で沿海州まで日本陸軍が進出して、ウラジオストクや、さらにはニコライエフスクまでも脅かしてやることであったのです。
 なぜか。
 そのような圧力をこちらからかけているうちは、ロシア軍は側面や後方線が危険で心配になりますから、とても樺太に大軍を渡して南下させるどころではありません。それによって北海道は戦場となることを確実に免れるのです。
 日本の主導によって、沿海州を最前線とし、朝鮮半島を補給道路とし、北九州を後方基地とする「単一フロント」のシフトに奇麗に整理することが可能になるのです。日本国民が打って一丸となれば、この防衛シフトは持続可能でした。
 以上、引用終わり。(※太字は小生による)
 征韓論の真の目的は、北海道防衛にあった。これがもし北海道と北九州の二正面で防衛線を構築して、ロシアと対峙したらどうなったであろうか?
 以下、254頁から引用。
 
 ロシア軍は、まず朝鮮半島を併呑し、韓国南部に大きな兵営を設け、農村から糧食を徴発し、朝鮮人を補助兵卒に仕立てたはずです。そして、樺太南端にも北海道侵略部隊を養い、朝鮮半島から北九州を攻撃するのと同期させて、北海道に侵攻してくるでしょう。
 そうなったら、日本は、北と南に二つの防衛正面を設けるシフトを敷かねばならなくなります。当時の国力からしてそのようなシフトを充実させることはまず無理でしたろう。おそらく、北九州の占領地を返してもらうかわりに北海道まるごとをロシアへ譲り渡すといった講和条約を、日本政府は結ばなくてはならなかったでしょう。
 以上、引用終わり。
 日本列島は、丁度北方は樺太が北海道へ、西方は朝鮮半島が北九州へ手を伸ばす地勢であり、この二つがもし同一勢力の手にあれば、日本は両面作戦を強いられることになり著しく不利になります。征韓論は、両面作戦を日本のイニシアチブで回避する防衛戦略であったことが理解できましょう。地理という所与の条件が人知では変更不能である以上、他の選択肢はありません。もちろん、朝鮮が独立国として自力で近代化を達成し、ロシアや清国に対して実力を持って独立を維持する気概を持っていたなら話は別ですが、それは全く期待できないことです。(なぜ朝鮮及びシナという儒教圏諸国をあてにしてはいけないかは、第5章シナ大陸の地政学に詳述されています。)
 しかし、日露戦争の結果、事態は急変します。樺太作戦で南樺太を得たことで、もはや朝鮮半島は北海道防衛(ひいては日本防衛)に必要ではなくなったのです!南樺太に守備隊を置くことで、北海道を防衛できる目途が立ったからです。日本海海戦(明治三十八年5月二十七日~二十八日)で全滅したロシア艦隊が復活したとしても、もう沿海州から北海道を脅かすことはできなくなったのです。この時が、朝鮮と縁を切る好機でした。もう、半島に兵を置く必要はないのです。後は、半島も満洲も開放市場としてやれば、欧米の商人(と、その背後の各国政府)が、権益維持のためロシアや清国が半島に手を出すことを防ぐでしょう。
 現実には、日本はその後日韓併合などと余計なことをして、半島のインフラ整備など行ったものの、大東亜戦争に敗北した結果、半島と満洲に対して行った投資は全て無駄になってしまいました。もちろん、明治三十八年の時点で日本が敗北する未来を正確に予見できる人間などいるわけがありません。しかし、もし半島など放っておいて、その分を北海道や奄美・沖縄などの離島のインフラ整備や殖産興業に差し向けていたら、どれ程日本人にとって有益だったことでしょう。
 そればかりか、朝鮮人と必要以上に関わらずに済むなら、その後の不快な問題のあれこれも未然に防ぐことができたはず。それは日本人にとっても朝鮮人にとっても望ましいものだったことでしょう。返す返すも残念なことですが、過去の歴史は今更変えられません。しかし、未来は違う。
 本書では、地政学から導き出される日本の未来への処方箋も提示されています(詳しくは、第8章日本防衛の地政学)。読んで損はないですよ、奥さん!

 (話は変わりますが、熊本地震に対し米軍がオスプレイで救援物資を運んでくれたことを批判する人間がいるようですが、一体どうゆう料簡なのでしょう?
 例えば、突然の転勤か何かで急に引っ越す必要があったとしましょう。急なことで引越業者がなかなか決まらなくて困っていたところ、友人がダンプでやって来て「ヘーイ!コレデ運ビマショウ!」と言ってくれたとします。すると、それを見た近所の人が、「ダンプなんて、デカくてうるさくて危ないじゃないか!なんで軽トラ使わないんだ?!」と、文句を言ってきたとします。自分では引越し手伝ってくれるわけでもないのに。
 猫の手も借りたい時に助力を申し出てくれるなら、「ありがとう」といって協力してもらうべきでしょう。物資の輸送に関して、オスプレイは猫より役に立ってくれました。それのどこがいけないのです?)

|

自衛官より10倍以上危険な職業、それは漁師。

 株式会社イースト・プレスが刊行した「誤解だらけの平和国家・日本」(著者:八幡和郎)によれば、現在自衛隊の年間殉職者は10人足らずで、全自衛官25万人で割ると、だいたい3万人に一人。
 一方、トラックの運転手は3000人に一人。自衛官の十倍だという(同書84頁)。すなわち、トラック運転手120万人に対し、事故死者は400人ほど(同書89頁)。
 トラック運転手より更に危険なのが漁師で、専業と第一種兼業で13万人程度に対し、死者64人で2000人に一人の割合だという。「板子一枚、下は地獄」は、今も変わらない。
 世界的に見ても、漁師は最も危険な職業だという。具体的には以下の順位。

1. 漁師
2. 樵(傾斜地、高所、チェーンソー)
3. パイロット(民間小型機)
4・ スタントマン(見ての通り)
5. 警官(交通事故が多い)
6. 資源リサイクル業者(危険物に触れるため)
7. トラック運転手
8. 屋根葺き職人
9. 農業(トラクター事故、洪水時の見回りで遭難)
10.電気工事業(感電、転落)
11.炭鉱労働者
12.建設業(転落、落盤)
13.タクシー運転手
14.高層建築物清掃業
15.整備工
16.船員
17.製粉業(窒息死が多い!)
18.消防士
19.セメント・コンクリート製造業
20.ガードマン
(同書88頁、ソースhttp://list25.com/25-extremely-dangerous-jobs/2/

 なんと、職業軍人がワースト20に入ってない?!

 では、もし今後自衛隊が中東へ、フランスやドイツと同程度の規模で「派兵」することになればどうか?
 イラク戦争を例にすれば、米軍が4486人(最大派兵人数168000人中)、英軍179人(同46000人中)の戦死に対し、お付き合いで出兵したイタリアは33人(3085人中)、スペインは11人(1400人中)。日本は5年間で最大800人派遣して戦死者0人。(同書83頁、図表4)
 アフガニスタン紛争では、米軍2361人(最大90000人中)、英軍453人(9500人中)、フランス86人(4005人中)、ドイツ54人(5000人中)。(同書85頁、図表5)
 主力である米軍は、派遣人数も最大でその分犠牲者も多く、英軍がそれに次いでいます。英国は、中東に深くコミットしてきたため、その分派兵人数も多く、米軍と共に戦闘の矢面に立つため、犠牲が多くなります。
 一方、ドイツやフランスの死者ですが、消して少ない数ではありませんが、派兵期間で割れば年間5人ぐらい。現在の自衛官の年間殉職者数が10人弱であることを考えれば、それが15人に増えるぐらい。現在の年間3万人に一人の殉職者の割合が、2万人に一人ぐらいになる。それでもまだ漁師の事故死の割合の10分の一程度です。しかも、これはNATO諸国並みに戦闘にも参加する場合です。今回の安保法制では後方支援がメインです。もちろん危険な場所であることは事実ですが、「集団自衛権行使→戦死者続出→徴兵制になる!」ということは、まずありえないことです。大東亜戦争のような惨事(軍人戦死者230万人、民間人死者80万人、計310万人!)は、国土が戦場化しない限りまず起こりません。
 もちろん、人間は数字ではありません。避けられる危険は避けるべきですし、殉職者を少なくするための努力は、不断に続けなければなりません。漁師やトラック運転手、それに最近問題となった長距離バス運転手の安全対策は、もっと拡充する必要があるでしょう。集団自衛権の行使に関しては、極端な意見やあからさまなデマに惑わされないように注意して、見守る必要があると思います。


51ey0pcoxl_sx311_bo1204203200_
   (※Amazon様より、転載させていただきました)


|

伊舎堂用久中佐

51yu9sa2kil_sx338_bo1204203200_
 『翁長知事と沖縄メディア』(仲新城誠:著、産経新聞出版、上記画像Amazonより)という本を読んだ。著者の仲新城誠氏は、沖縄県・八重山諸島(宮古・石垣・西表・与那国等)の地元紙・八重山日報HP)の編集長である。本書には、本土では報道されない沖縄県の実情、特に離島である八重山の状況が綴られている。日頃報道される「沖縄の声」は、実は沖縄本島の県庁周辺や、米軍基地周辺で騒いでる人々の声ばかりで、地元に住む人々、特に離島に住む人々の声は全くと言っていいほど伝わっていないことに気づかされる。沖縄に関心がある人は、ぜひ本書を読み、併せて『沖縄の不都合な真実』(大久保潤、篠原章:著、新潮社、下図)も読んで欲しい。本土にいて、沖縄に関する報道に対して感じるモヤモヤが、すべてはっきりするはずだ。

 さて、表題の伊舎堂用久(いしゃどう ようきゅう)中佐とは、沖縄県石垣市登野城出身の陸軍軍人。陸士55期で空中勤務者(飛行士)。航空隊勤務で支那大陸を転戦し、昭和19年に大尉任官。翌20年には「誠第17飛行隊」隊長として故郷・石垣島に赴任。そして昭和20年3月26日に、沖縄戦特攻第1号として石垣島より出撃し、慶良間諸島沖にて、敵空母部隊に体当たり攻撃を敢行した人物である。当時まだ24歳。死後、大尉から二階級特進で中佐となり、軍神と称えられた人。本書の254頁から260頁にかけて、伊舎堂中佐の履歴や人となり、中佐をはじめ、石垣から出撃した計31名の特攻隊員を顕彰する顕彰碑に関する記述がある。情けないことに、私は本書を読むまで、伊舎堂中佐のことを知りませんでした。地元出身で、故郷を守るために戦った人々の存在は、もっとクローズアップされてしかるべきだと思います。中佐の存在を知ることができただけでも、本書を読んだ価値はあったと思います。

 よく、「沖縄は見捨てられた」とか、「本土の捨て石にされた」という意見を聞きますが、沖縄戦で戦死したのは、伊舎堂中佐のような地元沖縄出身の兵士だけではありません。多くの将兵は、沖縄以外の地域から馳せ参じた人々です。彼らは、生まれ故郷を離れた沖縄で、沖縄を守るために戦って死にました。陸海軍の航空部隊は、沖縄上空で散華しましたし、戦艦大和は沖縄救援のため出撃し、途中敵艦上機の大編隊に集中攻撃を受け撃沈されました。沖縄が本当に見捨てられたなら、これほどの犠牲はなかったでしょう。沖縄は、決して見捨てられたわけではありません。懸命に戦って戦死した人びとに対して、これ以上の侮辱は無いでしょう。

伊舎堂中佐、辞世の句

 指折りつ待ちに待ちたる機ぞ来る 千尋の海にちるぞたのしき

※知覧特攻平和会館に、伊舎堂中佐の展示アリ。
 詳しくはこちら→http://www.chiran-tokkou.jp/learn/pilots/Ishado.html

300pxmitsubishi_ki511
(上記画像は、伊舎堂中佐が搭乗した、三菱九九式襲撃機の同型機。ウィキペディアの記事から、転載させていただきました)

51sxokncsgl_sx310_bo1204203200_
(こちらも宜しく!「沖縄の不都合な真実」画像は、Amazonより)

|

謎を解くカギは「エーカーズ」にある。『マレーシア航空機はなぜ消えた』(杉江弘 著、講談社)

 3月8日未明にクアラルンプールを発ち北京に向かったマレーシア航空MH370便が消息を絶って既に5か月以上が過ぎた。しかし、今だ手がかりもないままである。
 本書は謎の多い航空機失踪事案について考察し、核心に迫った良書である。著者の杉江氏は元日航のベテランパイロット。長年培った知識と経験を駆使して、蓋然性の高い仮説を提示している。残念ながら、機体もフライトレコーダーもボイスレコーダーも未発見の現状では、杉江氏の分析が正しいかどうか証明できない。一刻も早い機体の発見が待たれることは、言うまでもない。

|

より以前の記事一覧