海事・海保・海自

ノルウェー海軍のイージス・フリーゲート「ヘルゲ・イングスタッド」号沈没事故の続報。

Photo


Photo_2

 先月8日に発生した『ヘルゲ・イングスタッド』の沈没事件(こちら)の続報。

 同艦はタンカー『ソラ TS』号に衝突され、タンカーの船首(バルバスバウ)が古代軍艦の衝角のように船腹に穴をあけた模様。その結果、居住区、艦尾発電機室、倉庫室が浸水。しかし、本来なら防水区画が密に切られている軍艦は、防水隔壁を閉じることで容易には沈まないはずである。しかし、なぜかプロペラシャフトからも浸水が始まり機械室が水没。更にバルク・ヘッドを越えてエンジンルームまで浸水、動力を失ったことが致命傷となったらしい(排水ポンプも回せないので)。
 船体下部を縦貫するプロペラシャフト部分には厳重な水密構造(スタッフィング・ボックス構造)が採用されているはずなのだが、それが役に立たなかったようだ。建造元であるスペインのナヴァンティア社は、苦しい立場に立たされている。

 それにしてもなぜ衝突するまで気付かなかったのか?時刻は未明の04:00ごろで、場所は通航量の多い海域。視界は悪くなかったようだが、相手方のタンカーはちょうど港を出たばかりで速度はまだ出ていない状況で、ヘルゲ・イングスタッド号の見張りはタンカーを港の埠頭の一部と勘違いしたというのである。それが判断を狂わせた。タンカー側が衝突の危険に気付いて無線で知らせてきたが、ヘルゲ・イングスタッドの当直士官は別の船と交信してると勘違い。埠頭の一部と誤認していたのが当該船舶と気づいたときには、もはや回避不能だったんだそうです。

詳しくはこちら→https://www.defensenews.com/naval/2018/11/29/early-report-blames-confused-watchstanders-possible-design-flaws-for-norways-sunken-frigate/
及び「兵頭二十八の放送形式」:http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/12/#a002182


|

海保と海自が不審船対処で合同訓練実施へ。

Ps17_takachiho
(※画像は第10管区海上保安本部所属の「たかちほ」。10管のホームページより転載させていただきました)

 海上保安庁と海上自衛隊は、来る12月11日に「不審船に係る共同対処マニュアル」(平成11年策定)に基づく共同訓練を、鹿児島県指宿市開聞岳沖にて実施する。
 訓練には海保から巡視船「とから」「かいもん」「たかちほ」が、海自からミサイル艇「しらたか」哨戒ヘリSH-60Kが参加する。
 訓練内容には、原発に向かう不審船への対処(核テロ対策)も含まれる。

詳しくはこちら:https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181204/k181204.pdf

http://www.mod.go.jp/msdf/release/201812/20181204.pdf

|

ソフトターゲットに対するテロ防止!海上保安庁・年末年始特別警戒(平成30年12/10~平成31年1/10)

 海上保安庁は年末年始の繁忙期にかけて、カーフェリーや港湾ターミナルにおけるソフトターゲットに対するテロ及び犯罪を未然防止するために、今年も年末年始特別警戒を実施する。
 期間は平成30年12月10日から平成31年1月10日まで。特に12/21~1/4を重点期間と定めている。

詳細はこちら→https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181120/k181120-2.pdf


Photo
(※うみまるSST仕様。「常に備えよ」は、SSTのモットー)

|

世界中の海上保安機関が東京に集結!「世界海上保安機関実務者会合」(11/27-29)

海上保安庁及び日本財団は、世界をつなぐ海の平和と安全を目指し、世界65の国及び国際機関等から海上保安機関の実務者が一堂に会する「世界海上保安機関実務者会合」を11月27日から29日までの間、共催します。

 アメリカ合衆国、ロシア連邦、大韓民国他世界57か国及び、国際海事機関(IMO)、国連薬物犯罪事務所(UNODC)等8つの国際機関が参加する。


詳しくはこちら→
https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181121/k181121-2.pdf


Photo


|

海上保安庁巡視船「えちご」がオーストラリア・ダーウィンを初訪問

Plh08_echigo
(※巡視船「えちご」。第九管区海上保安本部のHPより、転載させていただきました)


 第九管区海上保安本部(新潟)の巡視船「えちご」(PLH08)が、さる11月14日ら17日まで、オーストラリアのダーウィンを初めて訪問した。海賊対策の一環。17日には船上にて安倍総理の訓示を受け、激励された(こちら)。

詳しくはこちら→https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181117/k181117.pdf

 


|

行方不明のアルゼンチン潜水艦「サンファン」、海底で発見。

 昨年11月15日に最後の交信の後、消息を絶っていたアルゼンチン海軍の潜水艦「サンファン」を、今月16日に同国南部沖500キロ、水深800メートル(900mとの情報もあり)の海底で発見したと、17日に発表があった。乗員44人の生存は絶望。
 サンファンは西ドイツ(当時)製のTR1700型潜水艦。1985年11月19日竣工。
 沈没原因は不明だが、交信途絶直前の情報ではシュノーケルから浸水したということで、海水が蓄電池室に入ってガスが発生し艦内で爆発したのではないかという説もある。船体を引き揚げるかどうか、現時点では不明だが、引き揚げて内部を調べれば原因も明らかになるだろう。しかし、海底800メートルから引き上げは大変だろう。

Photo_2


|

何と!タンカーがイージス艦を撃沈?!

 ノルウェー海軍のフリチョフ・ナンセン級フリゲート(こちら)4番艦であるヘルゲ・イングスタッド(KMN Helge Ingstad F313)は、8日ノルウェー西部のベルゲン沖合でタンカーと衝突した。大規模な浸水により総員退艦が既に令せられ、同艦は横転した模様。フリチョフ・ナンセン級はミニ・イージスと言われるフリゲート。ヘルゲ・イングスタッドは、10月25日から11月7日まで行われていた冷戦後最大ともいわれるNATO合同大演習「トライデント・ジャンクチャー2018」(NATO加盟国29か国+スウェーデン、フィンランドの合計31か国参加。対ロシア)に参加した帰りに事故に遭ったという。

詳しくはこちら→https://www.defensenews.com/naval/2018/11/08/norwegian-warship-collides-with-oil-tanker-on-way-home-from-nato-exercise/

|

世界初!航行情報をスマホでゲット!!

 海上保安庁では、危険な漂流物や新しく発見された浅瀬・暗礁などに関する情報(航行情報)を、これまでインターネットを通じてパソコンで検索できるサービスを行ってきたが、この度より広範かつ迅速に航行情報を発信できるようにスマホによるサービスを行うという。スマホに組み込まれたGPSによる現在地情報を用いて、スマホ利用者の現在地を地図(海図)の中央に表示するほか、スマホならではの機能が使えるらしい。

詳細はこちら→https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181102/k181102.pdf

|

砕氷艦「しらせ」による第60次南極地域観測協力

5003
(砕氷艦しらせの雄姿!海上自衛隊オフィシャルサイトより、転載させていただきました)


 もうそんな季節になったんですね。

 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」は、第60次南極地域観測に協力するため、今月10日(土)に東京湾を出港、南極への輸送任務に従事する予定。昭和基地には来年平成31年2月20日(水)に到着。帰港は平成31年4月9日(火)。

 航海の無事と、任務達成を祈ります!


詳しくはこちら→http://www.mod.go.jp/js/Press/press2018/press_pdf/p20181105_01.pdf


Photo
(※この画像は、本文とは関係ありません。つい描いてしまった・・・)


|

9管の巡視船「えちご」が海賊対策に出動!

Plh08_echigo
(※画像は第9管区海上保安本部所属のヘリコプター巡視船「えちご」。海上保安庁の公式サイトより、転載させていただきました)

 東南アジア等の海賊対策の一環として、海上保安庁は第九管区海上保安本部所属の巡視船「えちご」(PLH08)を、オーストラリア及びフィリピンへ派遣する。
 予定では10月30日に新潟港出航、11月14日にオーストラリアのダーウィン入港、23日にフィリピン・マニラ入港、12月4日に新潟港に帰港するという。

詳しくはこちら→https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20181023/k181023-1.pdf


Photo


|

より以前の記事一覧